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Bad Block Pool について

 
cube0015
レギュラーアドバイザー

Bad Block Pool について

確認させて下さい。

新規ディスクにおいて、「Bad Block Pool」(=BBRA)!?の作成されるタイミングは、mediainit(1M)したときという認識で間違いないでしょうか?

また、その領域の使用率(代替処理数)等、確認するコマンドは存在するのでしょうか?

ご教授の程、よろしくお願い致します。
1件の返信1
Ku_O
レギュラーアドバイザー

Bad Block Pool について

ディスクドライブを使用する際、読み書きできないブロックを代替領域と入れ替える機能は、HP-UX 上では2種類考えられます。1つはディスクドライブ自身の機能と、もう1つは LVM の機能(Bad Block Reallocation)です。おそらく今回は前者の話だと思いますので、それで話を進めます。

SCSI/FC ディスクドライブの代替領域(スペアセクタ)は、工場出荷時から既に決まった量で用意されています。どれだけの量かは製品によりますが、最近のものであれば数千といった数になると思います。

使用中に使われたものは Growing Defect List という場所に登録されていきます。このリストに登録されると、そのアドレスにアクセスした際にはスペアセクタの領域に読み書きを行います。

mediainit(1M) などのように SCSI の Format Unit コマンドでディスクの初期化を行う際には、その Format Unit のオプションによって Growing Defect List を一旦空にするということを行います。ただ、mediainit(1M) が実際にどういう初期化をしているのかまでは内部を知っている人でないとわかりません。

Defect List の情報はサービス用のツールでないと確認することができません。Windows などであれば、そういった情報を確認できるツールはいろいろありますが、HP-UX 用にフリーウェアなどで存在するのかは...どうでしょうね。

余談ですが、いまどきのハードディスクドライブは mediainit(1M) による初期化を必要としませんし、しないほうがよいという話を聞いたことがあります。