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今こそ"eVDI"。エンジニアリング環境向けVDIセミナー イベントレポート

【イベントの概要・集客結果】

日程:   2016928

場所:   トラストシティ カンファレンス・丸の内 

主催:   日本ヒューレット・パッカード株式会社

協賛:   エヌビディア合同会社、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社

 

生産性の向上やコストの削減、セキュリティ強化に向けて、ワークプレイス環境の変革が進む中で、設計/開発といったエンジニアリング向けのクライアント環境においても、自動車業界を中心に、その取り組みは本格的に広がってきています。

本イベントで、2D/3D CADをはじめとする、エンジニアリング ワークプレイス環境 = Engineering VDI (eVDI) の実現に向けた最新のソリューション、事例や導入におけるポイントをご紹介いたしました。

グラフィックスソリューションという非常に尖った内容でしたが、30名を超えるお客様にご来場いただきました。

 

【セッション内容】

トップバッターとして、弊社 スティーブ シャルより、改めて設計環境におけるセキュリティ及びワークステーションリソースをデータセンターへ閉じ込めることの重要性の解説がありました。そして、HPEのこれまでのGPU仮想化の取り組みを振り返り、製品ロードマップの説明を行いました。とくに、今後HPEの重要製品となるHPE SynergyへのGPU搭載やコンポーザブル・インフラストラクチャーによるリソースの効率活用についてはお客様の注目を集めていました。

続いて、エヌビディア 澤井様からGPU仮想化の戦略と新しいGPUとなるTesla M10のご紹介がありました。また、最新情報としてリリースされたばかりの「NVIDIA GRID August 2016」のご紹介がありました。ユーザーから要望の多かった仮想GPUのモニタリングの機能が追加され、正確なサイジングや日々のリソース使用状況が確認できるようになりました。現在、eVDIではGPUに対しCPUがボトルネックとなっていますが、NVENCNVIDIA GPU上に搭載されたASICを使用することで画面転送処理をCPUからオフロードさせる機能)使うことで、これまでと比較して最大30% CPUリソースの消費を抑えることが可能であるというお話がありました。

HPE BladeSystem and Synergy スティーブ シャル氏HPE BladeSystem and Synergy スティーブ シャル氏エヌビディア ジャパン  エンタープライズビジネス事業部 ・澤井 理紀氏セッションの様子エヌビディア ジャパン  エンタープライズビジネス事業部 ・澤井 理紀氏セッションの様子

シトリックス・システムズ・ジャパン 営業推進部 白川 晃氏セッションの様子シトリックス・システムズ・ジャパン 営業推進部 白川 晃氏セッションの様子シトリックス 白川様からは、ワークステーション仮想化への取組みの歴史を振り返りながら、最新バージョンであるXenDesktop 7.11 および XenServer 7.0のご紹介がありました。NVENCへの対応はこのバージョン7.11からとなりますが、パフォーマンスの向上や集約率の向上が期待されています。

注目すべきテクノロジーとしてFramehawkがあります。これは遅延が大きい・パケットロスが発生するような悪いネットワーク環境下でスムーズな操作を実現するシトリックス独自のテクノロジーですが、その効果をビデオでご紹介いただきました。 

 

最後にHPE久保田から、まとめとして、エヌビディア様やシトリックス様の内容を振り返日本ヒューレット・パッカード  サーバー技術本部 久保田 隆志日本ヒューレット・パッカード  サーバー技術本部 久保田 隆志りながら、サーバー選定や導入におけるポイントを紹介させていただきました。

規模に応じたサーバーの選定方法や、サイジングのベースとなるユーザー様環境における検証の注意点、また、その際にNVIDIA GRID August 2016の新機能であるモニタリング機能が有効であることをお伝えし、効果的な検証方法をご案内させていただきました。

また、CAD用途としてのHPE Moonshot Systemのお問い合わせが多いため、その代表的なm710xカートリッジを取り上げ、その適用範囲についてご案内しました。

 

【製品NIVIDA Tesla M60 (左)  /  HPE ProLiant WS460c Gen9 (右)NIVIDA Tesla M60 (左) / HPE ProLiant WS460c Gen9 (右)展示】

弊社の独自技術である Multi GPU Carrierを搭載したHPE ProLiant WS460c Gen9の展示とNVIDIA Tesla M60の展示を行いました。

 

 

 

 

【まとめ】

本イベントで、HPEeVDIの領域において今後どのような戦略で製品やソリューションを展開していくか、また、エヌビディアやシトリックスとのパートナリングを通して、お客様の変革のお手伝いをできるか事例を交えてご紹介しました。HPEが本格的な大規模展開の経験をもち、お客様のご要望にお応えできるベンダであることをご理解いただけたと思います。今後もHPEの製品・ソリューションにご期待下さい。

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「HPE Tech Power Club」のコミュニティアカウントです。テクノロジスト、アーキテクト向け情報を発信します。