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HPE Virtualized NonStop が Red Hat OpenStackのサポートを開始!

HPE Virtualized NonStop Red Hat OpenStackのサポートを開始!

 20174月に、ミッションクリティカルシステム向けのクラウド環境「NonStop on Cloud」としてHPE Virtualized NonStop(vNS)が発表されました。
HPE Virtualized NonStopリリースのトピックはこちら

フェーズ1ではOpen Stack Mitaka+仮想エンジンLinux KVMの構成をサポートしていましたが、これに続きフェーズ2として Red Hat OpenStack Platform 10およびOpenStack Newtonのサポートが開始されました。また、初期リリースでは96GBまでだったvCPUあたりの最大メモリー量は192GBまで拡張されました。vNS概要図vNS概要図

 

NonStop OS L17.08 リリース

 vNSフェーズ2のリリースに伴い、NonStop OSも最新のL17.08がリリースされました。

LシリーズOSはHPE Integrity NonStop X システムと、HPE Virtualized NonStop システムで適用されるOSです。このOSバージョンには、NonStop ファイルシステムやNonStop Server for Javaの機能拡張、テープI/Oプロセスや各種性能向上のほかに、NonStop上で動作する唯一の無停止型データベースNonStop SQL/MX 3.5.1の機能拡張も含まれています。

 

NonStop SQL/MX の進化

 NonStopサーバー上で稼動する唯一の無停止型データベースシステム NonStop SQL/MXは、他RDBMSからの移行性、特にOracle Databaseからの移行性を意識し、メジャーバージョンMX3.5リリース以前、そして今後も引き続き機能拡張を行っていきます。

 

具体的には、vNSリリースと当時にリリースされたメジャーバージョン SQL/MX 3.5では、Oracle DatabaseからのDDL,SQL移行を意識した機能や、マルチテナントを意識したDBサービス機能が追加されており、今回リリースされた SQL/MX 3.5.1では更なる機能追加がされています。

 

SQL/MX3.5で拡張された機能(2017年4月リリース、OS L17.02)

・Varchar2データ型のサポート

・NUMERICデータ型のサポート

・Oracle Databaseの表記に合わせたDATE型のサポート

・PL/MX機能追加

・Materialized Viewサポート

・各種Oracle関数のサポート

・DB サービス機能追加(マルチテナント)

 

SQL/MX3.5.1での機能拡張

・PL/MX 機能拡張

・ODBC/MX Driver 機能拡張

SQL/MX3.5の新機能 データ型サポート              SQL/MX3.5の新機能 Database Serivce概要SQL/MX3.5の新機能 データ型サポート              SQL/MX3.5の新機能 Database Serivce概要

 

また、米国本社からは今後の機能拡張計画が明確に示されており、NonStop SQL/MXの更なる進化に期待が高まります。

SQL/MXの製品ロードマップ (予告無く変更される事があります)SQL/MXの製品ロードマップ (予告無く変更される事があります)

 

引き続き、HPE NonStopサーバーの最新情報をアップいたします。是非ご期待ください!

 

<<文責:ITスペシャリスト 竹内 路恵>>

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