パソコン教室から壁の塗装まで―社員ボランティア活動日記 前編

[yoko_nagashima]

今回は一社員として社員ボランティア活動の一こまをご紹介いたします。
日本ヒューレット・パッカードでは、「ITひろば」と銘打ち、ここ3年ほど児童養護施設の児童・生徒ならびに退所者へのご支援を社員ボランティア有志が行っています。
日本HPの社会貢献活動　(株式会社日本HPのWebサイトに移動します)

アフターケア事業　ゆずりはとは

私は一ボランティアとして児童養護施設退所者のアフターケア事業「ゆずりは」のお手伝いに時々参加しております。この活動に参加するまで私も存じ上げませんでしたが、児童養護施設で育った方は通常18歳前後で退所し、その後は衣食住全てを一人でまかない続けなければならず、部屋を借りるにも保証人がいない、生活上困ったことがあっても信頼できる大人が周囲にいないという非常に過酷な状況に置かれています。また、児童養護施設では一般家庭に比べてITを使う機会が限られていることが多いようです。

日本ヒューレット・パッカードのボランティア活動

　ゆずりはでの活動は当初はパソコン教室として始まりました。ときには英会話教室をしたりオフィス見学に来ていただいたりと、「おおらかに、ゆるやかに、つながる、まなぶ」を大切にした関係が続いています。初めて利用者の皆さんにお会いしたときは私も緊張しましたが、それぞれ目標に向けて努力を続けていらっしゃる様子にはいつも本当に頭が下がり、身が引き締まる思いです。
社員同士もこういった活動を通じて普段の業務では作れなかった新しいつながりができ、また、学びあうことも多く、ボランティアとはいってもこちらが得るものも非常に多いといつも思っております。

ゆずりはのリニューアルをお手伝い

このゆずりはが昨年末移転・リニューアルされることとなり、私達HPEのボランティアも壁に「珪藻土」を塗る作業のお手伝いをしました。普段パソコンに向かって仕事をしているので、土を練って壁に塗り、徐々に壁が埋まっていく作業はとても新鮮でした。

作業開始前の様子

左：珪藻土を水と混ぜてこね、壁に塗ります。
右：壁に薄く塗ったら、ミニほうきで筋をつけます。
下：後は乾くのを待ちます

先日、リニューアルを終えたゆずりはのお披露目会が開催され、私達もお招きいただきました。
皆で塗ったこの壁はどうなったでしょうか・・・？次回に続きます。