HCI 2.0で俊敏性を引き出し、簡潔にすることで、デジタルトランスフォーメーションを加速させる方法

[HPE_Japan]

HPE の第2世代のハイパーコンバージドインフラストラクチャが、この困難な時代の中で前進しようとする中堅・中小企業をどのように支援しているのかをご紹介します。HCIで簡潔に俊敏性を改善しながら、信頼性、効率、コスト削減を実現できます。

ヒューレット・パッカード エンタープライズ、マーケティング戦略、eコマース、および SMB マーケティング担当VP、Sandy Ono

このような時代が来ることを誰が予想したでしょうか。しかし、だからといって中堅・中小企業がビジネスを延期できるわけではありません。むしろ、今こそデジタルトランスフォーメーションを開始または加速させる絶好の機会です。事実、3,600社以上の中堅・中小企業を対象として行った最近のアンケートによれば、51%がデジタルトランスフォーメーションへの投資を増やしています。さらに、現在の危機的状況が組織全体のデジタルトランスフォーメーションに関する危機感を強めたと回答している中堅・中小企業のうち、22%がデジタルトランスフォーメーションを重視する計画を立てています。1

回復と将来の成長を求めているのは貴社だけではありません。それを実現するには、イノベーションとカスタマーエクセレンスを通じた拡張を可能にする、インテリジェントなインフラストラクチャが必要です。事業規模を問わず、将来を左右するのは、データを活用して差別化を図り、誰よりも顧客を理解し、大胆かつ迅速な変革を起こせるかどうかによるからです。

デジタルトランスフォーメーションを形作るパズルの一片は、新しい市場機会をより迅速に、安価に、効率的に作成できる基本的なインフラストラクチャ技術を導入することです。成功への道は、第2世代のハイパーコンバージドインフラストラクチャ (HCI 2.0)で始まります。

パンデミック後のニューノーマルへの道のりは、解決、回復、回帰、新たな想像力、改革という5つの段階で 構成されます2。HPE HCI 2.0 は、俊敏性を引き出し、シンプルにすることで、企業の目標達成を支援します。

ハイパーコンバージド インフラストラクチャの簡単な歴史

HCI は、サーバーハードウェアとローカルで接続されているストレージリソースをインテリジェントなソフトウェアと組み合わせることで、レガシーインフラストラクチャに代わる柔軟な構成要素を作り出します。HCI は個別のサーバー、ネットワーク、 ストレージアレイで構成され、組織はクラウドのような単純さと拡張性を活用することができます。簡単にインストールして運用できる、オールインワン型のアプライアンスだとお考えください。

第 1 世代のHCIは、データストレージ、アプリケーション仮想化、アプリケーション開発などの重要な業務やワークロード向けに設計されていました。この技術を採用した企業は、単一のノードにまとめられた容易に拡張可能な演算リソース、ストレージリソース、ネットワークリソースにより、俊敏性を高めることができました。仮想化 (仮想デスクトップが必要なユーザーを追加する) やアプリ開発 (エンジニアリングサイクルの間の開発および試験能力を拡張する) などのためにインフラストラクチャを拡張する場合も、別のノードを加えるだけでよく、産業基準のハードウェアを使用することでオーバープロビジョニングを抑え、コスト削減を実現しました。

今こそ、ハイパーコンバージドのさらにその先へ迅速に移行するタイミング

現在の多くのIT環境では、データはデータセンターとは離れたエッジで保存および処理されています。小売店の監視カメラのデータであれ、製造現場のセンサータグであれ、リアルタイムでデータを収集、転写して対策が取れるようにするには、ワンランク上のソリューションが必要になります。データが成長を牽引する時代に開発された HPE HCI 2.0 は、現在および今後 3～5年間のIT需要を満たし、それに合わせて拡張する必要がある事業のニーズを満たします。

HPE Nimble Storage dHCIに代表される HCI 2.0 は、柔軟なプラットフォームでのコンバージドおよびハイパーコンバージドアーキテクチャーの長所と、コンピューティングとストレージの個別の拡張性を兼ね備えています。いくつかの重要なイノベーションにより、第 1 世代の HCIの限界や欠点を克服しました。

HCI 2.0は、コンピューティングリソースとストレージリソースを分散することで、それぞれを個別に拡張させて最大の効率を実現します。ノード間のネットワークトラフィックをなくす共有ストレージは、ボトルネックの少ない低レイテンシ性能をもたらします。さらに、常時オンのデータ削減により調整の手間がなくなり、性能が改善すると同時に、高密度なストレージを維持できます。複数サイトでのディザスタリカバリのための高度なレプリケーション機能を通じて、事業継続性も確保されます。

ハイパーコンバージドにインテリジェンスを加える

HCI 2.0 は、人工知能を活用して混乱を予測および防止し、クロススタック分析によってアプリケーションパフォーマンスを改善してリソースの利用を最適化する、HPE InfoSight の監視ツールを組み込んでいます。

HCIのシンプルさと、3層構造のアーキテクチャーの柔軟性に、インテリジェンスが統合されました。これにより、パフォーマンス、可用性、拡張性を妥協することなく、クラウドのようなアーキテクチャーを活用することができます。

HCI 2.0を業務に活用

以下を実現したいと考えている企業のためのソリューション

• 市場投入までの期間の短縮：新しい機会に即した新しい製品やサービスを開発する

• より迅速で優れたユーザーエクスペリエンス：代償や妥協なしにIT運用の複雑さを減らす

• コスト削減：時間とスキルをより効率的に使用することでコスト削減を実現する

• 時間の節約：迅速かつスムーズなリソース提供によって、様々な変化にも効率的に即時対応できるビジネス体制を確立する

• 生産性の向上：予測分析によりIT運用の合理化を進める

HCI 2.0 が提供するもの

• シンプルなインテリジェンス：予測分析により、パフォーマンスの問題をオンデマンドで素早く自動診断して根本原因を特定するため、お客様が対応する必要なし

• 絶対的なレジリエンス： リソースの99.9999%の可用性を実現する設計。3つのドライブ障害が同時発生してもシステムはダウンしない

• 効率的な拡張性：業界をリードするデータ効率化機能を使用して、ハイブリッドクラウド環境全体でコンピューティングとストレージを個別に拡張

• スピード感：ラックからアプリまで15分でインストールでき、単一のシンプルなダッシュボードから容易に管理可能

将来につながる力

HPE HCI 2.0 は、小規模企業の皆さんのために、イノベーションを通じて拡張性を高めるお手伝いをします。ベンダーロックインやよくあるイライラから解放され、イノベーションに集中でき、拡張と成長を実現する方法を探求できる時間が増えます。

HPE HCI 2.0は、中堅企業のために、よりスムーズで信頼できるITプロセスを通じて有意義な事業価値を提供し、効率化などの大幅な改善を実現します。ROIを改善させる賢い投資による安心感により、ストレスも大きく減らすことができます。

3月31日(水) には、中堅・中小企業のお客様に向けて、HPEのHCIがITインフラなどのコスト削減、パフォーマンスをどう向上させているのかご紹介する下記ウェビナーを開催します。ぜひご参加ください。

中堅・中小企業が抱えるインフラの悩みを次世代HCIによる仮想化統合で解決

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1 『Digital transformation on the radar of SMBS』、中堅・中小企業向けアンケート、Techaisle社

2 『Beyond coronavirus: The path to the next normal』McKinsey & Company 2020年3月

©Copyright 2021 Hewlett Packard Development Company, L.P本書の内容は、将来予告なく変更されることがあります。 ヒューレット・パッカードエンタープライズ製品およびサービスに対する保証については、当製品およびサービスの保証規定書に 記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期して おりますが、本書中の技術的あるいは校正上の減り、省略に対しては責任を負いかねますのでご了承ください。a00110662jpn.2021年2月