HPE Blog, Japan
1753554 メンバー
4366 オンライン
108795 解決策
新規ポスト
MiwaTateoka

Windows Server 2008のサポート終了は、お客様にとってどういう意味がありますか。

Microsoft®がWindows Server® 2008および2008 R2のサポートを終了してから約1年が経ちました。サポート終了 (EOS) 期限は2020年1月でした。ほとんどのお客様は期限前 (または直近12か月以内) にWindows Server 2019にアップグレードしていらっしゃると思いますが、まだアップグレードしていないお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。サポート終了1年をきっかけとして、そのようなお客様に連絡を取り、サポートされていないオペレーティングシステムを使用し続けることで起きる可能性がある3つの重要な問題について、お伝えしてみませんか。

 

  • セキュリティの問題:サイバー脅威は急速に増加し、高度化しています。過去のOSは、最新のサイバーセキュリティの脅威に対抗できるように設計されていません。さらに、Microsoftは昨年1月以降、セキュリティ更新を含むWindows Server 2008向けの更新プログラムの提供を終了しました。これら2つの理由により、ビジネスに対するサイバー脅威の危険性が大幅に高まっています
  • コストの増加: 古いOSのサポートを受けるのは困難で、もし受けられたとしてもコストが高くなります。Microsoftは約1年前にWindows Server 2008のサポートを終了したので、適切なサポートオプションを見つけることは今後ますます困難になり、価格もさらに上がっています
  • イノベーションの制限: アプリケーションの中には、サポートが終了した古いOSではサポートされないものが多くあります。また、Windows Server 2008は登場から10年以上経っているので、コンテナやハイブリッドクラウドなど、ビジネスの成功に必要な最新のテクノロジーの多くにサポートされていません

 

そこで、Windows Server 2019を搭載した新しいHPE ProLiant Gen10サーバーにアップグレードすることで、どんなメリットを得られるのでしょうか?

 

セキュリティソリューション: HPE ProLiant Gen10サーバーとWindows Server 2019は、連携した高度なデータ保護機能を備えているため、セキュリティ攻撃の防止、検出、復旧を容易にします。HPE ProLiant Gen10サーバーのセキュリティのメインは、セキュアなサプライチェーンとHPE Silicon Root of Trustです。また、独自のランタイム攻撃検知機能と自動リカバリ機能も搭載されています。Windows Server 2019にも、HPE ProLiantと連携してデータの安全性を確保する新しいセキュリティ機能があります。認証情報の保護、データ漏洩の防止、マルウェア攻撃からのデバイスの防護、見知らぬアクセスから仮想化ワークロードを守ることが可能です

コストの削減と効率の向上: HPEとMicrosoftの最新のソリューションは、コスト削減にも効果を発揮します。コンテナをサポートしている Windows Server 2019では、同じ数のサーバーを使っている場合でも、他のバージョンのOSより多くのアプリケーションを実行できます。HPE OEM Windows Server 2019ライセンスは、価格がお手頃で、HPE ProLiantサーバーのためカスタマイズ・最適化されています。さらに、Windows Server 2019は、Persistent Memoryなどの新世代のHPE ProLiant Gen10サーバーテクノロジーをサポートしているため、アプリケーションパフォーマンスの大幅な向上が見込めるのです

イノベーションのためのプラットフォーム: Windows Server 2019を搭載したHPE ProLiant Gen10サーバーにアップグレードする場合、ソフトウェアベンダーのガイダンスに従うと、サポートされているアプリケーションの移行をかなり簡単実行できます。お客様がハイブリッドクラウドに関心がある場合、一貫したハイブリッドサービスを提供しているのはMicrosoftだけであること、HPE ProLiant Gen10の機能によってオンプレミス環境とMicrosoft Azure®サービスを結び付けることでシームレスなハイブリッドクラウドを実現できることをアピールしてください。また、HPE ProLiant Gen10サーバーとWindows Server 2019の組み合わせは、コンテナにも対応しています。この革新的テクノロジーを使用すれば、同じ数のサーバーでより多くのアプリケーションを実行できます

 

これらのメリットに加えて、次世代のコンピューティング速度とより多くのストレージ容量が得られるため、さらに多くの処理を短時間で実行できるようになります。また、HPE OEM Windows Serverライセンスを新しいHPE ProLiant Gen10サーバーと一緒に購入した場合、ハードウェアとソフトウェアサポートの購入、お問い合わせ、説明責任のHPEがまとまった窓口が、サーバーとOSのアップグレードをよりよくアシスト可能です。

 

Windows Server 2019にはない以下のエディションをご使用の方の移行パスとして、以下を推奨します。

Windows Server 2008 FoundationからWindows Server 2019 Essentialsへの移行

Windows Server 2008 EnterpriseからWindows Server 2019 Standardへの移行

 

HPE ProLiant Gen10とWindows Server 2019への移行の期限はとうに過ぎています。ただちに計画を始めましょう。お客様に連絡を取って、EOSを無視することによるデメリットと、アップグレードのメリットをお伝えください。

 

詳細: サポート終了後もWindows Server 2008を使いつづけていませんか

HPE20200806057_800_0_72_RGB.jpg

0 感謝
作者について

MiwaTateoka