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yoshihiko1989

人手とコストをかけないインフラ運用改革“HPE InfoSight for servers”

こんにちは、HPEでインフラ・クラウドネイティブ周りのエンジニアリング、提案活動をしている片山です。

新型コロナウイルス(COVID-19)に負けない企業体制として、企業のビジネスモデルや、それを支えるIT運用スキームの見直しが求められているかと思います。

以前に比べてより在宅ワーク率が上がった中で、運用管理者負担を軽減するため、

「ツールの使いやすさの追求」などといった運用工数削減ではなく、一層のこと「どれだけ管理しなくて済むか」といった運用レスを目指した仕組みを、

この機会に検討してみるのはいかがでしょうか?

HPEでは、皆様のITインフラ運用業務をより「ラク」に、効率よくできるAI主導型運用のサービス「HPE InfoSight」を提供しています。

本記事では、HPE ProLiantサーバーにも対応した「HPE InfoSight for servers」ついてご紹介したいと思います。

 

AI主導型インフラ運用サービス“HPE InfoSight for servers”

HPE InfoSight for serversは、2017年にHPEが買収したNimble Storage2010年から提供しているサービスをHPEサーバー製品にも拡張したものです。

世界中に導入いただいているHPE製品のセンサー情報を収集し、高度なAI分析を行うことにより、

障害予兆を把握するようなリアルタイム健康診断を提供し、保守業務の効率化を実現します。

 

HPE ProLiantサーバーにはHPE Integrated Lights-OutiLO)とよばれる管理チップが搭載されており、

ハードウェアの詳細情報のログ自動収集を可能とするHPE Active Health SystemAHS)と連携して、

この仕組みを実現します。

お客様には、クラウド型のAIを使ってサーバー監視・管理などのIT運用を簡素化し、自律化していくことを目指して、次の3つのメリットを提供します。

 

  • クラウド型監視
  • トラブル対応工数の大幅削減
  • いつでもどこでも状況把握

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クラウド型監視

HPE InfoSight for serversは、HPEアカウントがあればだれでも活用することができ、

SaaSとしてご提供しております。シンプルにわかりやすくお客様管理のサーバーに関するステータスのチェックや詳細情報の確認まで閲覧可能です。

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トラブル対応工数の大幅削減

これまで運用管理者に負担をかけていた項目として、「トラブルの対応」がよく挙げられておりました。推奨とされるファームウェアやドライバーは対象機器に適用されているかどうか、保守の期限は? 障害があったときのサポートエンジニアとのやり取り、サポートケースの作成や、通知方法の選択など多岐に渡ります。

これらすべてHPE InfoSight for serversで解決します。

 

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いつでもどこでも状況把握

InfoSight for serversは、HPEアカウントがあればだれでもいつでもどこでも活用することができます。

前述の通り、SaaSとしてご提供しているため、お使いの携帯端末やPCのブラウザより、

https://Infosight.hpe.com/ にアクセスいただければ、

場所問わず一元的にお客様環境を管理可能です。

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これだけ備わって無償で提供!

さて、ここまでお客様への導入メリットをお話し致しましたが、

これだけ揃ってなんと無償で提供しております!

HPE ProLiantサーバーの管理を司るiLOの上位ライセンス(iLO Advanced)をお持ちで無くても利用できますし※、最新世代のGen10サーバーのみならず、導入済み・稼働中のGen8Gen9サーバーにも対応しています。この機会にぜひお試しください!

 

HPE InfoSight for serversの導入するための準備

このHPE InfoSight for serversを導入するために用意するものはたった1つ。HPE ProLiantサーバーとクラウドの橋渡し役として「中継サーバー」を用意するだけです。

この中継サーバーはHPE iLO Amplifier Packというのですが、無償で提供されており、しかも仮想アプライアンスなのでOSのメンテナンスも必要ありません。

気になるインターネット接続もこの中継サーバーだけあれば大丈夫。もちろん、HTTPプロキシ経由の接続に対応しています。このアーキテクチャーであれば、セキュリティ面の不安も最小限に抑えられるでしょう。

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詳細の設定方法は下記ドキュメントをご参照下さい。

 

  • HPE Amplifier Pack v1.55 ユーザーガイド:

https://support.hpe.com/hpesc/public/docDisplay?docId=c05384292

 

  • HPE InfoSight for servers ユーザーガイド:

https://support.hpe.com/hpesc/public/docDisplay?docId=a00061446ja_jp

 

 

※HPE InfoSight for serversを使い始めるうえでは、iLO Advancedライセンスは必要ありません。

しかしながら、iLO Advanced Licenseをお持ちであれば、より多くの機能をご利用いただけます。現在「テレワーク応援プロジェクト」として、iLO Advanced 試用版の有効期限を年内まで拡大させていただいておりますので、以下の記事もぜひご覧ください。

 

HPE Blog

HPE iLO Advanced 試用版の有効期限を年内まで拡大いたします(テレワーク応援)

 

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作者について

yoshihiko1989

日本ヒューレット・パッカード株式会社で Server Solution / CloudNative関連のプリセールスを担当しています。