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ストレージカットで貢献できる節電対策

みなさんこんにちは高野です。

先日北海道で大きな地震があり、その影響で大規模な停電が発生し、復旧した後も20%の電力削減がアナウンスされました。

現在は削減目標は解除されましたが、こうした状況はいつ起こるかわかりません。今回はストレージ側から見た節電対策について書いていこうと思います。

 

  • お金をかけずにできること

まずはお金をかけずにできることについて考えます。

一般的にストレージは負荷が上がると消費電力も上がっていきます。ですので今ストレージにかかっている負荷が適正であるかどうかチェックし、不必要なものは削減していくのが良いでしょう。

こういった分析にはHPEが提供しているInfoSightが大きな力を発揮します。。

InfoSightはHPEが提供しているSaaSで現在Nimbleと3PARで使うことができます。

通常のストレージ保守の範囲内でサービスが使えますので是非使ってみてください。

 

InfoSightは全世界にあるストレージから定期的に稼働情報をInfoSightのSaaSサービスへアップロードし、AIなどの分析エンジンで解析を行うサービスです。

InfoSight.JPG

 

これによりトラブルの予兆分析が可能になります。今までは壊れた事を検知してお知らせするのが一般的でしたがInfoSightでは予兆や傾向を分析して壊れる前にお知らせすることができます。

またお知らせの中には何をしたら良いのかという対処作業も提供されていますのでシステム管理に慣れていない方でもすぐに作業にとりかかることができます。

 

またvmware環境では仮想マシンの稼働状況が把握できるvmvisionをいう機能を提供しています。このvmvisionではtreemapでデータストアや仮想マシンの稼働状況を確認することができます。

 

TreeMap.JPG

 

上の図のようにIOPSの大きさがタイルの大きさ、レイテンシの高さがタイルの色の濃さで表されています。

データストアの一覧からIOPSの大きいデータストアを選択するとデータストア内にある仮想マシンの一覧が同様のtreemapによって表示されます。

 

こういった分析機能を使って仮想マシン環境の稼働分析をしてみましょう。

それほど負荷が高くないと思っていた仮想マシンが実は高いIOPSを出していたりすることがあります。特にありがちなのがウィルスチェックとインデックスの作成です。

VDI環境ではよくあることですが、仮想デスクトップ内で適期的なウィルスチェックがかかっていることで長時間ストレージに過度な負荷をかけてしまっていることがありますので、VDI環境で他の仮想デスクトップよりも高いIOPSを出している仮想デスクトップがある場合はまずはウィルスチェックの状況を確認してみてはいかがでしょうか?

 

同様にサーバー環境ではデータベースのインデックス作成にストレージの性能を使っているケースがあります。データベースは使ってないつもりでもインストールしたアプリケーションが自動でデータベースを一緒にインストールしている場合もありますのでここも要チェックですね。

 

これらの負荷をかける処理が止められる場合は止めてしまえば良いのですが、必要があって止められない場合はQoSをかけて性能上限をかけてしまう方法もあります。

ただし処理が終わるまでの時間が長くなってしまいますので、バランスをみながらかけて言うのが良いのではないでしょうか?

 

  • システム移行を考えている方

もし今ちょうどシステム移行を考えられている方がいらっしゃるようであればストレージのオーフフラッシュ化を検討してみてはいかがでしょうか?

近年導入が進んでいるオールフラッシュストレージですが、性能向上はもちろんの事電力が大幅に削減されるという効果もあります。

SSDはハードディスクと違って回転板が無いので圧倒的に消費電力が少ないという事がわかっています。

また駆動部品がほぼ無いことでドライブから放出される熱も少なくなりますので、マシンルームを冷やす為のエアコンの消費電力も下がるという効果もあります。

 

これにより事例となっていただいている「アサヒグループホールディングス」様では今まで43.2kwだったストレージの消費電力を1.2kwへ減らし、なんと1/36になったという効果例も出ています。

 

Asahi.JPG

 

コンビニエンスストアの電子レンジが1.5kwですから、それ以下というのはちょっと驚きです。

 

消費電力とは関係ありませんが、オールフラッシュ化にはラックスペースを減らすという効果もあります。

今提供しているハードディスクの1本の最大容量は1.8TBくらいですが、SSDは1本16TBです。同じ容量であればドライブの本数を1/8くらいにできますので大きくラックスペースを減らすことができますね。

 

いかがでしたでしょうか?電力削減と言っても中々すぐに大きな効果を上げるのは難しいですが、まずはシステムの最適化をするのが近道で、システム移行のタイミングでより効果の高い基盤を作っていくというのが良いのではないでしょうか。

 

 

 

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作者について

takanom