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「ブレードの未来予想図」10年後の答え合わせ
ハードウェアオタクのエバンジェリスト山中です。サーバーって1回買ったら、いったい何年くらい利用できるのでしょうか?多くのお客様は約5年で買い替える方が多いようです。しかし、ブレードサーバーを入れるエンクロージャーはそれでは許されません、というお話をあるイベントでさせていただきました。
今週の木曜日、HP BladesSystem c-Classが発表から10年を達成しましたので、ブレードサーバーをご愛顧いただいているお客様をお招きし、「ありが10 おめで10! HPE BladeSystem 10周年記念 ブレードサーバーユーザーの集い」を実施いたしました。その中で、初代ブレード製品担当としてお話をさせていただく機会をいただきました。
その中で特にお伝えしたかったのが「10年持つブレードを作る難しさ」です。
サーバーは、個々の部品(CPUやメモリ)の進化が早いため、5年ほどで新しい、性能のよい部品を載せたモデルに買い換えることが多いです。ブレードサーバーの本来の売りは、ブレードを入れるエンクロージャー(ブレードを入れて利用する箱)はそのままで、中身のブレードを入れ替えることにより最新の性能を得られるという点なのですが、実はこれは技術的にはなかなか難しいことなのです。
1.CPUの性能が上がると、その分消費電力も上がっていくことが一般的。将来的にエンクロージャーから十分な電力が供給できるか?それにあわせて冷却能力も十分か?
2.流さなければいけない信号の速度は年々速くなる、種類も増える。将来的にエンクロージャーが対応できるか
3.将来の技術トレンド、ITのトレンドに対応できるか。
ブレード本来の売り(最新のテクノロジーがコンポーネントを入れ替えるだけで利用可能)を実現するには上記に対しての、かなり精度の高い「未来予想図」が必須なのです。この未来予想図がきちんと描けないベンダーが作ったブレードは次々と、新技術に対応できなくなり、結局、エンクロージャー丸ごと買い替えに迫られたユーザーも少なくありません。
この未来予想図が本当に正解だったかどうか、まさにその答え合わせのイベントでした。2006年にHP BladeSystem c-Classは発表されました。10年前では考えられなかった、22コアを搭載したCPUや、最大2TBものメモリ搭載は問題なく実現していますし、16GbのFCアダプターや、FCとイーサーネットを統合したConverged Networkもしっかりとサポートできています。しかもまだまだ余裕があるくらいです。
技術的な「答え合わせ」もさることながら、私が一番驚いたのが、そのコンセプトです。HPのブレード開発はc-Classが発売されるもっと昔、2000年あたりから始まっています。その当時、googleはまだ株式公開前でしたし、「クラウド」や「仮想化」といった言葉は世の中には当然存在していませんでした。
その当時にHP(当時のCompaq)が発表したブレードサーバーの開発コンセプトは
「変化するビジネス環境に柔軟に対応できるコンピューティング環境」
1.バーチャルプレゼンスとコントロール
2.システム監視の自動化
3.インテリジェントな障害復旧
4.ダイナミックなリソースの割り付け
といったものでした。これは今回の企画の担当者から、昔の話を今回するので調べたのだけれども、と、教えてもらったのですが、鳥肌が立つほど正確な「未来予想図」でした。これだけのことを2000年に考えていたのか、と。
技術的だけではなく、ITを取り巻く社会のトレンドがこれから数年、いや数十年といったレベルでどう変わっていくのか、この「未来予想図」がないと、長く使っていただける製品は作れないのだな、と改めて実感をしました。
そして、もちろん、これから10年後、2026年くらいまでの未来予想図をHPEはしっかりと作っています。この話はまた別の記事で書きたいと思いますが、これもまた本当に面白いお話です。
そんなお話を、ランチセッションにてさせていただきました。
今回、Blade10周年の10にかけて、社食とコラボレーションで、特別メニュー「海鮮かき揚げ10(天)丼」を作り、イベントに参加されたお客様に振舞いました。とってもおいしかったのだけど、少し油が多かったかな…自分もあれから10年たったということを思い出させてくれました。
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