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大のオトナがケンカをする時 DevOpsとHPE Synergy

本日からは、HPEのイチオシ製品HPE Synergyの良いところと、それが生まれた背景をお話したいと思います。

突然ですが最近、ケンカをしましたか?夫婦ゲンカはさておき。もうすこしマイルドに言えば、大人同士の意見の対立、でしょうか。会社の中、特に大きな会社だと、組織が違うとよく起こりがちです。今日は、情報システム部内で発生しやすい意見の対立を、HPE Synergyは収めてしまう、という話です。

 

数字に追われる営業さんと、事務処理を行う事務サポートチーム。

人員削減してコストを下げたい管理部門と、高品質なサービスを提供したい現場部隊。

みなさんの周りにも、社内にこのような対立構造はあるのではないでしょうか?なぜ、同じ会社なのに対立するのか。最終的には、会社として行いたいことは一つなのに。その原因として考えられるのが、その職種に会社が求めている内容が異なるということです。

例えば営業さんと、それを支えるサポートチーム。営業さんは、売上を上げることにより評価されます。しかし、サポートチームは、ミスをしないことが最重要。「マイナスをゼロ」にすることが仕事です。

営業さんは数字を上げるために、書類の処理をさっさと早く済ませたい。
「ちゃちゃっと、やっちゃってよ。」

サポートチームはミスを発生させないために、ちゃんと処理をしてほしいとお願いをする。

「いえ、きちんとお願いします!」

 

様々な業種で、よくある光景ではないでしょうか。IT業界にもこの関係があります。

2person.jpg

 

-システムをビジネスの要件に合わせて作る人 (開発者 :Developer 略してDev.)
-システムの土台準備・安定稼動を任務とする人 (運用者:Operations 略してOps.)

Dev.さんとOps.さん。この二人の最終的な目的は一緒ではありますが、会社が求めている内容は異なります。このDev.さんとOps.さんの関係がうまくいかず、システムを開発するのに時間がかかってしまう。これを解決しようというのが、最近、IT業界で流行っている、DevOpsという取り組みです。

例えば、あるスーパーで、お客様のお買い物ポイントを管理するシステムを作ることを例にして考えてみたいと思います。隣の競合スーパーはすでにそういったシステムを持っており、お客様はスマホから自分のポイントを確認することができるようになっています。

店長は、とにかく早くこのシステムを立ち上げたい。そして、競合スーパーに負けないように様々な機能を入れ込みたい。ということで、Dev.さん(開発者)に、早くシステムを作ることを依頼します。しかし、Dev.さん1人ではシステムは作れません。システムの土台となる、サーバーの準備などをOps.さんにお願いをして用意してもらわなければいけません。

Dev.さん「店長が急いで作って、と言っているから、なんでもいいから早くサーバーを準備してほしいのですけれど…」

Ops.さん「そんな、すぐに準備しろって言われても。なんでもいいから、って言うけれども、どんなサーバーがどれくらいの台数が必要になるのかがわからないと、安定したシステムは作れないよ。」

そうなのです。Dev.さんは店長から「早く作れ」と言われていますが、Ops.さんは、システムを安定稼動させることを会社から求められています。もしも変なシステムを準備して、システムを止めてしまったら、怒られるのはOps.さんですから、慎重になるのも無理はありません。

 

このようにして、Dev.さんとOps.さんのやり取りが続き、なかなかシステム開発が進まない。店長の苛立ちはどんどんと高まります…

devops1.JPG

 

では、この状況をどうやって改善すればいいのでしょうか?

上記の図の、Dev.さんのボヤきにヒントが隠されています。そうです、Ops.さんがいなくても、Dev.さんがシステムの土台準備を含めて、全部自分で準備ができるようになればいいのです。

具体的には、システムの土台準備、いわゆるインフラの準備を、専門知識のないDev.さんでも、マウスとキーボードで簡単に出来るようになればいいのです。ソフトウェアの操作のみで全てのインフラをコントロールできる状態、これを、我々はSoftware Defined Everything と呼んでいます。

このような状態になれば、Dev.さん1人で全ての準備を進めることが可能になり、システムの開発期間を非常に短くすることができるようになります。船頭多くして…という言葉がありますが、決める人はできるだけ少ないほうが、物事は早く進むというのは体感的にご理解いただけるのではないでしょうか。

では、Ops.さんは不要になってしまうのでしょうか?いえ、そんなことはありません。Ops.さんの仕事はますます重要になります。

Dev.さんが何のルールもなしに、システムを構築してしまえば、システムの安定稼動は難しくなります。そこで、Ops.さんは、安定稼動ができるように、ある一定のルールや、システムの雛形を作ります。そこからDev.さんが自由にシステムを作れる環境を準備するということになります。

devops2.JPG

 

Ops.さんが不要になるのではなく、システム構築に直接関わる「直列的」なサポーターから、Dev.さんが自由にできるシステムを準備する「並列的」なサポーターになってもらう。こうすることにより、システムの構築スピードは飛躍的にスピードアップして行きます。

こういった環境を準備するのに、HPE Synergyは非常に大きな力を発揮します。

synergy_Infrastructure_as_code.jpg


HPE Synergyは、これまで専門家が専門知識をもって手作業で1つづつ行わなければいけなかった作業を、コマンド1つで実行することが可能となります。これを我々は、Infrastructure as Code と呼んでいます。これにより、専門知識がないDev.さんでも、簡単にインフラの準備をすることが可能になるのです。

では、どのような作業でHPE Synergyがメリットを発揮するかは、次回にしたいと思います。

 

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作者について

shingoyamanaka

2003年よりHP BladeSystem, HP Superdomeの日本でのプロダクトマネージャーを務めた後、2012年から4年間、日本を含めたアジア地区のSuperdome X Product Managerを務める。2016年12月から、日本ヒューレット・パッカードの総合エバンジェリストに就任し、様々な製品を紹介。2017年11月より、ハイパーコンバージド製品の日本でのプロダクトマネージャー(製品責任者)。自称ハードウエアオタク。