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熱帯雨林とITの新しい関係―野性動物の「自撮り」を迅速に分析

5年間の研究でたった1度、遠くでしか見られなかった野性のピューマを観察できるようになった―コスタリカの熱帯雨林で研究を続けるJoanna Hurtadoさんの動画です(英語字幕つき)。1分30秒の時点で野性のピューマが猫のように体を掻く様子が見られます。


米国のGreat Big Storyという動画サイトでは、HPEとの協力でThe Dreamersという動画集を公開しています。上記動画はその一つで、HPE Earth Insightsという取り組みにより、ITがどのように生物の保護に貢献しているかを紹介しています。

 HPE Earth Insightsとは?

 HP Technology At Work 2015基調講演 冒頭30秒にHPE Earth Insights紹介動画(日本語字幕入り)あり


カメラトラップを木に設置している様子カメラトラップを木に設置している様子米国の大手自然保護団体であるConservation International(以降CI)は、世界各国の研究者グループであるTEAM Networkを通じて熱帯雨林の写真ならびに気候、植生のデータ収集を行ってきました。

TEAM Networkでは2007年から世界各国の熱帯雨林にセンサーや「カメラトラップ(自動撮影装置)」を設置し、収集したデータを研究や政策立案に役立てようとしてきました。

しかし、膨大なデータを手作業で分析するには時間がかかり過ぎてしまい、結果が出る頃には状況が変わってしまっているという課題がありました。また、世界中の研究者同士でデータを共有することも困難でした。

そこで2013年からヒューレット・パッカード(現HPE)とCIが協働し、HPE Earth Insightsという仕組みをつくり上げました。2016年現在、世界16ヶ国、17拠点の熱帯雨林から収集した写真、気候、植生のデータは4テラバイトにのぼります。HPE Earth InsightsではHPEの各部署が総力をあげ、データの分析、バックアップ、保存、インターネットでの共有が実現しました。

こちらTEAM Networkのサイトでは最新の写真が公開されています。
人間がいない場での自動撮影だからこそ見られる様々な光景が写っており、まるで野生動物の自撮り写真集のようにも見えます。

その成果は?

Earth Insightsにより、従来の約9倍の速さ(30時間)で分析結果を出し、さらに世界中で共有できるようになり、これまで見えなかった知見が得られるようになってきました。

社員ボランティアによるビーチ清掃(分社前に撮影)社員ボランティアによるビーチ清掃(分社前に撮影)「環境」「エコ」といっても省エネやリサイクルなど多種多様な分野がありますが、このように野生動物を保護する分野は「生物多様性」の保全に当たります。HPEのようなIT企業が生物多様性に直接貢献することは通常難しく、社員ボランティアによる清掃活動や写真コンテスト等による啓発活動を行うのが一般的です。

こういった活動にももちろん意義はありますが、Earth Insightsの登場により、熱帯雨林の研究において「今まで見えなかった知見を迅速に得る」というビッグデータ分析の強みを生かし、ITが直接生物多様性の分野に貢献できるようになりました。

こういった活動は環境への貢献になるほか、HPEにとっては事例の蓄積となり、お客様へ還元することができます。
HPEはこれからも自社の強みと外部とのパートナーシップを生かし、世界の課題に挑戦していきます。 

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作者について

yoko_nagashima

ヒューレット・パッカード エンタープライズによる環境・社会貢献の取り組み Living Progress についてご紹介いたします。世界規模の取り組みからオフィス周辺地域に密着した活動まで幅広くご紹介します。 * 2015年10月31日以前の投稿は、HP Inc.との分社前の情報を含みます。