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自宅から会社のARMサーバーにLinuxを入れよう ~ iLOで在宅勤務 ~
■データセンターの現地作業
みなさんは、ARMサーバへのOSインストールというと、どのような方法を想像しますか?ARMアーキテクチャ専用のOSイメージを使うから面倒そう?それとも、DVDメディア?USBメモリ?
いろいろ方法はありますが、スケジュールやセキュリティの関係で、リモート接続不可のデータセンターにおいて、構築作業時に使用される一般的な手法としては、現地入りして、マシンに物理的なUSBメモリを装着してLinuxをインストールすることが少なくありません。
ARMサーバーのHPE ProLiant RL300 Gen11でも、Linux OSのisoイメージをUSBメモリに書き込んでUSBブートが可能です。ちなみに、HPE ProLiant RL300 Gen11の場合は、ARM版のAlmaLinux 9.4をUSBメモリに書き込んでインストールできました。
一応、お断りしておきますが、AlmaLinuxやRocky LinuxやUbuntu Serverは、HPEが保守サポート可能なOSではないので、利用者の自己責任で使用する必要があります。インストールで不具合があったり、OS起動後になにか不具合があってもHPEの保守サポートは一切対応しませんのでご注意ください。
さて、このUSBメモリブートですが、isoイメージをUSBメモリへ書き込むツールとしては、Windows PCで動くRufusというフリーソフトがよく利用されます。幸いにも、AlmaLinux 9.xのARM版isoイメージをRufus経由で書き込んで、RL300 Gen11で起動し、無事インストールできましたが、Rufusは、isoイメージならなんでもUSBメモリに変換OKというわけではなく、今回のようにAlmaLinux 9.xなら「たまたま成功」したのですが、たまにベンダー特有のアプライアンスなどの起動isoイメージは失敗することがあります。なので、Rufusあるから、すぐにUSBメモリ作れるよね?って思っていると、isoイメージによっては意外とハマる場合もあるのでご注意ください。ちなみに、Rufusを使う場合のAlmaLinux 9.x for ARMのisoイメージをUSBメモリに書き込むおおまかな手順は、以下のとおりです。
1. ARM版AlmaLinux 9.xのisoイメージを入手
2. フリーソフトのRufus for Windowsを起動
3. ARM版AlmaLinux 9.xのisoイメージを指定
4. ARM版AlmaLinux 9.xのインストールUSBメモリを作成
5. RL300 Gen11に装置
6. RL300 Gen11を電源ONし、USBブート
■在宅勤務での作業
最近は、ポストコロナということで、出社する社員も増えましたが、それでも在宅勤務が根付いているところは少なくありません。
以前は、データセンターの現地でLinuxのインストールをするという話がよくありましたが、最近は、在宅勤務で遠隔からLinuxをインストールするという話は、あたりまえのようにあります。
当然、セキュリティを考慮し、インストール対象となるARMサーバーが設置されているデータセンターには、VPN接続を行います。自宅のPC(VPN接続元)から、データセンターにあるARMサーバーへLinuxをインストールするには、データセンターに設置したサーバー側の遠隔管理チップにアクセスして行います。
ARMサーバーのHPE ProLiant RL300 Gen11にも遠隔管理チップのiLO 6(アイロ・シックス)がオンボードに搭載されていて、このiLO 6のLANの口がサーバー筐体の背面にあります。このiLO 6に管理用の固定IPアドレスを割り当て、この管理用固定IPアドレスに対して遠隔から接続します。自宅PCでは、このILO 6の固定IPアドレスに接続できるように、データセンター内のLANにVPN接続します。
HPE ProLiant RL300 Gen11のiLO 6には、仮想DVDドライブ機能があり、自宅PCに保存したLinux OSのisoイメージをマウントできます。すなわち、自宅PCのisoイメージをiLO 6の仮想DVDドライブにマウントすることで、データセンターのRL300 Gen11にあたかもDVDドライブが装着されているかのようにふるまいます。
そして、iLO 6が提供する仮想電源ボタンをWebブラウザ経由でONすると、RL300 Gen11の電源がONされるので、あとは、自宅のLinux isoイメージからRL300 Gen11にOSをインストールできる、といった感じです。
ざっくりとした手順を以下に示すので、参考にしてください。
1. ARM版AlmaLinuxのisoイメージを自宅PCに用意
2. データセンター側では、RL300 Gen11のiLO 6にIPを付与
3. 自宅PCでデータセンターのLANにVPN接続
4. 自宅PCからWebブラウザでiLO 6に接続
5. 自宅PC上のisoイメージをILO 6の仮想DVDドライブにマウント
6. 自宅PCのiLO 6のWeb画面からRL300 Gen11を電源ON
7. AlmaLinuxが仮想DVDのisoイメージからブート
8. AlmaLinuxのインストール
ちなみに、最近のLinux OSのisoイメージは、数ギガバイトもあり、サイズも巨大なので、VPN接続の速度が遅い、あるいは、データセンター側の回線が遅いと、インストール中のLinuxのインストーラーのロードに膨大な時間がかかってしまいます。なので、高速インターネット通信+高速VPN接続があると作業がはかどります。
筆者もずっと在宅勤務でiLO 6経由でLinuxをインストールしまくっているのですが、一度この在宅勤務によるLinuxの遠隔インストールを味わってしまうと、もうマシンルームに行く気が失せてしまい、ますます家に閉じこもってしまいます。
ちなみに、ARMサーバのiLO 6は、x86サーバーのiLO 6と全く同じですし、AlmaLinux 9.x、Rocky Linu 9.xのARM版もx86版と全く同じインストーラー画面なので、RL300 Gen11にLinuxを簡単にインストールできますから、「ARMサーバーだから特殊なんじゃないの?」ということはないので、ご安心ください。
みなさんもぜひ、在宅勤務で、iLO 6を使ったLinuxの遠隔インストールを体験してみてください。
KOGA MASAZUMI (@masazumi_koga)
【製品情報】HPE ProLiant RL300 Gen11
https://h50146.www5.hpe.com/partners/pdfs/hpe-proliant-rl300-gen11-introduction.pdf
・1ソケットでなんと128コアの3GHzの高速64ビットARMプロセッサ搭載!
・x86サーバーと全く同じ遠隔管理チップiLO 6を搭載し、遠隔からの電源ON/OFF、遠隔からのBIOS操作、遠隔からのLinux ・OSインストール、遠隔からの温度、電力表示が可能!
・Rocky Linux 9 for ARM、AlmaLinux 9 for ARM、Ubuntu Server 22.04 LTSが普通にインストールできる!
・DockerやKVM仮想化も普通に動く!
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