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【連載】次世代ハイパーコンバージド「HPE SimpliVity」を取り巻くエコシステム ー 第4回 コンテナプラットフォームに不可欠なこととは!?その3

前回はコンテナを動かす「プラットフォーム」に求められる要件を5つ挙げてみました。今回はそれぞれについて深堀りしてみたいと思います。

 

コンテナプラットフォームに求められる五箇条

前回のおさらいになりまですが、コンテナを動かすプラットフォーム側に求められることとして、5つ押さえておく必要があります。

  1. スケーラビリティ(拡張性)
  2. プロテクション(データ保護)
  3. パフォーマンス(性能)
  4. メンテナンス(運用しやすさ)
  5. オープンインターフェース(汎用性)

 

今回は、この中よりスケーラビリティ(拡張性)、プロテクション(データ保護)、オープンインターフェース(汎用性)に焦点を当ててご説明していきましょう。

 

ポイント1:スケーラビリティ図1.png

 コンテナ環境でコンピュートリソースを増強したい場合、通常は下記の2つの作業を実施する必要があります。

 

① 前準備

  •  Linux、コンテナランタイムのインストール、オーケストレーションツールの永続データの領域確保
  • ファイアウォール等の設定を実施したサーバーを増設用のコンテナノードとして準備

② クラスタ追加

  • オーケストレーションツールを用いて、稼働中のコンテナクラスタに追加

 

このうち、の「前準備」が結構大変なのですが、この連載でご紹介しているHPE SimpliVityであれば、仮想化専用機の特性を活かして、テンプレートのように前準備しておいたコンテナVM超高速クローン機能で複製することで、一瞬でコンテナノードのリソースを増強することができます。

ハードウェアリソースが完全に枯渇していた場合、コンテナVMを増やすだけでは問題解決できないでしょう。でも大丈夫。SimpliVityはアプライアンス型のハイパーコンバージドですので専用のセットアップウィザードで簡単に物理筐体(HCIノード)の増強が可能です。

 

ポイント2:プロテクション

従来、コンテナはWebサーバーやプロキシ・キャッシュサーバーといった重要データを持たない「ステートレス」な場面で用いられてきました。しかしながら、それのみならず、データベースのような「ステートフル」なアプリケーションでの利用が注目を集めています。ステートフルはデータ保護に対する要件がこれまでのステートレスと全く異なり、データロストが業務影響に直結します。

この点でもHPE SimpliVityはアドバンテージがあります。HCIとして内蔵する永続ボリュームは、HCIで一般的なRAIN技術(ノード間ミラーリング)に加えて、各ノードのデータはRAIDでも保護していますので、他のHCI製品より堅牢で、データロストのリスクを極限まで抑えます。コンテナ側で担保できない「データの保全性」が大きく強化されています。

 図2.png

 

また、コンテナを運用する際にはデータ保全だけではなく「サービスの継続性」も重要です。

サービスを提供しているコンテナもしくはコンテナノードに障害が発生した場合、コンテナオーケストレーションの「セルフヒーリング」機能でサービスを継続します。「ReplicaSet」といった必要なコンテナ数(レプリカ数)を管理する仕組みにより、障害時にも「ReplicaSet」で定義したコンテナ数を保持しようと正常なノードにコンテナを再デプロイし、サービス継続を促します。

このセルフヒーリング機能は非常に便利ですが、コンテナクラスタ情報を管理するマスターノードが壊れてしまうと作動してくれません。ですので、マスターノードのバックアップ設計が需要になります。

 一般的な方法として、etcdなどのクラスタの状態を構成する情報をエクスポートして保管しておく方法がありますが、ステートフルコンテナの場合は永続ボリュームのバックアップも必要です。

図3.png

HPE SimpliVityでは強力なバックアップ機能を標準搭載されていますので、データをエクスポートして保管といった不十分なバックアップ方法ではなく、コンテナノード(VM)をイメージバックアップするかのように丸ごとバックアップすることができます。これにより、懸念点の多いコンテナ環境のバックアップの煩わしさから解放され、ポジティブな運用に専念することができるでしょう。図4.png

 

ポイント3:オープンインターフェース

HPEプラットフォームでAPI ReadyというとHPE Synergyですが、SimpliVityも十分にAPI Readyなプラットフォームです。コンテナ利用からVMwareまわり、ハードウェア基盤の操作まですべてAPIでの制御できるため、Ansibleといった外部ツール連携や、運用自動化を実現できます。APIリファレンスも提供しており、どこのエンドポイントにアクセスしたら必要な情報が取得できるかといった情報も分かりやすく明記されているので、昨今トレンドのAPIや自動化技術を用いて運用効率化を図りたい方にもSimpliVityはおすすめです。図5.png

 

全4回に渡り、仮想化の専用機であるHPE SimpliVityが意外にもコンテナと相性が良い理由を解説させていただきました。

次回は、前述した「HPE SimpliVityAPIで操作するとは?」について、実際の手順例も交えて掘り下げてご紹介したいと思います。

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作者について

yoshihiko1989

日本ヒューレット・パッカード株式会社で Server / HCI / Composable / CloudNative関連のプリセールスを主に担当してます。