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オンプレミスかクラウドか、それとも? 十分な情報に基づいてアプリケーションの実行場所を決定
企業向けITの制御性とバランスを取り戻すために、オンプレミスのコンピューティングが再び注目される理由
HPE、中堅・中小企業マーケティング担当マーケティングマネージャー、Mark Simpkins
お客様は、ご使用のビジネスアプリケーションがどこで実行されているかを把握していることと思います。しかし、それらはどのような過程でそこに導入されたのでしょうか。また、配置場所は適切でしょうか。ビジネスニーズに合わせて計画的に導入されたのか、それとも、変化の激しい環境ではよくあるように、急遽必要に迫られ「成り行き」で導入したものがそのまま定着したのでしょうか。これについて、お客様の現在の状況を踏まえて変更の必要性について少し考えてみましょう。
オンプレミスとクラウドコンピューティングの定義
オンプレミスデータセンターとは、企業が自社で所有し、制御するサーバーのグループを指します。ハイブリッドクラウドまたはプライベートクラウドのコンピューティングモデルとは対照的に、従来のクラウドコンピューティングでは、サードパーティのサービスプロバイダーからデータセンターリソースがリースされます。古くからの企業であれば、最初にオンプレミス インフラストラクチャに多額の投資、現在もその方針を継続しているかもしれませんが、比較的新しい企業では、立ち上げ段階からクラウドを選択しているかもしれません。多くの中堅・中小企業にとって、オンプレミスかクラウドかの二者択一を迫られることがないソリューションが、ハイブリッドクラウドですが、最適なインフラストラクチャで適切なアプリケーションとワークロードを確実に実行するためには、いくつか検討すべきことがあります。
さまざまな問題
前回のブログでは、アプリケーションをどこで実行すべきかを決定するための適切な意思決定に役立つ10の質問 についてお話ししました。それぞれの質問について改めて説明はしませんが、多くの小規模企業にとって最も重要となるのが、セキュリティ、コスト、管理性です。
クラウドのセキュリティ侵害については数多くのニュースで取り上げられていますが、オンプレミスのセキュリティについても考慮すべき問題があります。セキュリティには懸念がつきものなのです。クラウドプロバイダーのセキュリティ上の欠陥により、多くの企業のデータが流出する可能性もありますが、一方で組織が所有するデータセンターにあるサーバーも、感染したファームウェアや、組織に不満を抱えたパスワードを所持する従業員のUSBメモリの悪用によって危険にさらされる可能性があります。
コストに対する見解は組織や業種によって異なります。ある企業ではクラウドのサブスクリプション型の支払いモデルが高く評価されるかもしれませんが、医療などの規制の厳しい業界では、企業は特定のワークロードに対してオンプレミスでのみ実行することを選択し、そのようなIT予算の割り当てが常態化しているかもしれません。
管理性も考慮すべき要素の1つです。クラウドモデルは起動や運用が簡単なように見えますが、オンプレミスではより直接的な制御が可能です。HPEでは、iLOやInfoSightなどのツールを使用して、オンプレミスのコンピューティングを「クラウドのように」管理することができます。
結論として、状況に応じた継続的な見直しが不可欠
オンプレミスとクラウドインフラストラクチャの最適な組み合わせを見つけることは、一度で完了するようなものではなく、企業の成長やビジネス目標の変化に応じて、定期的に見直すべきベストプラクティスの1つです。また、オンプレミスやパブリッククラウドは常に進化しています。大手プロバイダーが市場で主導権を握ろうとする中で、価格や取り決めも変化します。お客様の組織である年にうまくいったものが、翌年も最善の結果をもたらすとは限りません。
HPEでは、お客様のニーズに合わせて設計されたソリューションで、お客様の成功を後押ししたいと考えています。HPEのセキュアでアジャイルなサーバー、ストレージ、ネットワーキング、管理、サービスにより、ハイブリッドクラウドデータセンターインフラストラクチャ全体で一貫性のあるエクスペリエンスと経済性が実現します。また、HPEは、クラウドサービス、クラウドソフトウェア、インフラストラクチャソリューションをas a serviceで提供することで、あらゆるワークロードにクラウドのエクスペリエンスを実装できるよう支援します。
HPEは、オンプレミスかクラウドかを問わず、お客様組織のIT運用を責任を持って管理します。
企業が、パブリッククラウドとオンプレミスへの投資効果をどのようにして最大化しているかについては、Aberdeen社のナレッジブリーフ 「100%クラウド移行という幻想 」をご覧ください。
HPEの中堅・中小企業向けソリューションの詳細はこちら
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