HPE Blog, Japan
1825752 メンバー
2461 オンライン
109687 解決策
新規ポスト
Aruba_Japan

ネットワーク運用者の悩みとそれを解消する New Central

ネットワーク運用者の悩み.png
現代の企業のネットワーク環境は、ほとんどのアプリケーションがネットワーク接続前提であるため、重要度はとても高くなっています。その重要度の高いネットワークの安定稼働のためにネットワーク運用者は多くの悩みを抱えています。
HPE Aruba Networking Central は、ネットワークの運用者のためのソリューションです。AI Nativeな機能を携え、New Central として生まれ変わり、Copilot のように運用者を手助けする機能が満載です。


1. 大量の管理デバイス

複数のデバイスが接続されるネットワーク環境において、管理されるデバイスの数量は、サーバやストレージといった他のICT機器と比較して、10倍程度多くなる傾向にあります。また、ネットワーク機器は単体で動くことはなくそれらが相互接続するため、それらの状態を管理するとなると、管理負荷は指数関数的に増大します。

New Central は単一の管理ソリューションとして数万台のネットワーク機器をフルスタックで管理できます。NOC(Network Operation Center)ビューでは、拠点毎のネットワークの正常性、注目すべきアラート、AIによるネットワークの最適化の提示と、運用者にとって重要な情報を一目で表示できるようになっています。
※ここでのフルスタックとは、AP、Switch、Gatewayを小・中・大規模キャンパスからデータセンターまで、Edge-to-Cloudの主要ネットワーク機器全体を意味しています。
NOC View.png

2. 環境に応じた設定の最適化

Edge-to-Cloudの環境は、それぞれに対応した設定が必要です。特にWi-Fiに関しては、接続端末数が変化・増大する、Wi-Fi規格が数年で新しくなる、干渉の問題など、環境が日々変化しています。そのため、安定性やスループットを確保するための最適な設定も変化します。ネットワーク運用者は、それぞれの環境を正確に把握し、それに応じた設計、設定の最適化を求められます。

New Central はお客様のネットワーク設定と接続端末の情報を自動的に収集し、AIを使って環境に応じた最適な設定を提案できます。例えばWPA2のセキュリティ設定になっている場合、接続端末のWPA3サポート状況に応じて、WPA3の設定を提案できます。その他にも、AIが状況を判断し、不要な時間帯のみ一部のAPを省電力モードにすることもできます。
AI Driven Power Save mode.png

3. ファームウェアの更新、脆弱性への対応

ファームウェアの脆弱性対策の必要性は誰もが理解しつつも、ネットワーク機器は数が多く、アップグレードによるダウンタイムやアップグレードの影響を危惧して適切に行われていないことも多々あります。さらに、不具合対策や実際のアップグレード作業もかなりの負荷になります。

New Central は、単に最新のファームウェアを提案するわけではなく、AIが利用状況、脆弱性情報、ファームウェアの利用実績を元に最適なファームウェアを提案してくれます。アップグレード作業も、深夜帯にスケジュールすることも可能で、さらにはLive Upgrade機能でネットワークのダウンタイムを最小化することもできます。
Firmware Recommender.png

4. 大量のアラートへの対処

ネットワーク運用の現場では、緊急性の高い問題と低い問題のアラートが乱立することが多くあります。それらの膨大なアラートを元に、問題の根本原因を特定ことは困難で、求められるスキルレベルも相当なものになります。

New Central は、AIを使って対処すべきアラートを明確にし、アラートの根本原因の特定、対応策までを提示することが出来ます。さらには疎通確認などの最低限のトラブルシューティングを自動的に行うことにより、ネットワーク運用者のするべき仕事の多くを代行してくれます。
Alert.png

5. 膨大なログの調査と解析

利用者からのトラブル報告はリアルタイムに行われることは少なく、数日後に「X日前のX時頃」調子が悪かった気がする、といった曖昧な報告が多くあります。ネットワーク運用者は、限られた情報から、当時のログを調査する必要があります。また、ネットワークの問題は、機器単体のものとは限らず、複数機器のログを解析する必要があり、これも運用者の頭痛のタネになっています。

New Central のタイムトラベル機能は、利用者のトラブル申告の時刻に遡り、その時刻の情報をスナップショットのように確認することが出来ます。その時刻に発生していたアラートを確認すれば、上記4で説明した通りに原因から対策まですぐにわかります。その他にも、その時刻に利用者が接続していたネットワーク経路上に問題があれば、それも一目でわかるため、トラブルの調査と解析にかかる時間を大幅に削減できます。
Time Travel.png

6. 変更履歴(監査ログ)の管理

設定の最適化、ファームウェアの更新、アラートへの対応など、日々の運用で、いつ・誰が・何をしたのか、その変更履歴を取ることはとても重要です。間違っても全ての管理者が同じAdministratorを使ってはいけません。管理機器数が増えると、管理者を管理するのも手間ですがとても重要なポイントです。

New Central はクラウド管理がベースのソリューションで、運用者がアクセスする時、他のSaaSと同様にメールアドレスを使ってログインします。ログイン後の変更履歴(監査ログ)も自動的に取得されるため、特別な設定・管理は不要です。ログインアカウントは、SSOで他のクラウドIDソリューションと連携することもできます。
Audit Logs.png


New Central.png
New Central
は、AI Nativeな機能を活用し、ネットワーク運用者が抱える多くの課題を解決する次世代のソリューションです。
複雑化するネットワーク環境において、運用者が迅速かつ適切に対応することは、ビジネスの成長を支える重要な要素です。New Central は、AIの力でネットワーク運用の負担を減らし、運用者が本来の戦略的な業務に集中できる環境を作り出します。 ネットワーク運用の未来を切り拓く New Central を、ぜひご活用ください!

こちらの Airheads Community では、New Central のデモ動画をいくつか紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。
New Central のデモ動画リンク集

Aruba事業統括本部 テクノロジーコンサルティング部
下野慶太



 

0 感謝
作者について

Aruba_Japan

HPE Aruba Networking 事業部は Edge-to-Cloud に最適なネットワークソリューションを提供しています。快適なネットワークライフを実現するための情報を発信していきます。