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ハイパーコンバージドHPE SimpliVity秒速バックアップで、身代金ウイルスからシステムを守る!

 

昨年6月の日本発表後、瞬く間に日本でも大人気製品となった次世代ハイパーコンバージド、HPE SimpliVity。その人気を支える特長の一つが、魔法のような秒速バックアップです。はじめでデモを見られた方、全ての方が、あまりの早さに言葉を失います。

今回は、なぜそんなことが出来るのか、そして、それを活用した身代金ウイルス対策に関して説明をしたいと思います。

 

HPEのハイパーコンバージドも、他社のハイパーコンバージドも下記の左図のように、複数筐体にまたがってリアルタイムにデータをコピーして持つので、一つの筐体が故障しても、データが消えてしまうことはありません。そのため、これ以上のバックアップの必要性を感じるお客様はあまりいらっしゃらないのも事実です。

しかし、この手法だけですと、身代金ウイルスの攻撃からは残念ながらデータを守れません。身代金ウイルスに感染すると、そのウイルスはデタラメなデータで元のデータを上書きしてしまいます。そして、このリアルタイムで複数筐体にデータをコピーして持つ機能が逆にアダとなり、もう一つの筐体のデータも上書きをしてしまうのです。

このように、データを改ざんする攻撃には全くもって耐えられないのです。

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そこで、身代金ウイルスなどのデータ改ざん攻撃に対抗するためには、ある時間毎に丸ごとバックアップをしておくことが必要になります。これにより、本番システムが身代金ウイルスに感染しても、その直前のディスクの状態が丸ごと保存してあれば、すぐにデータを元に戻すことが可能になります。

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これは、他社のHCIの場合は別途、高額なバックアップソフトを購入し、高額なコンサルティングを受けて準備をしなければなりません。また、丸ごと本番のディスクをバックアップするとなると、数時間かかってしまうことが多く、保存容量も逼迫してしまいます。

HPE SimpliVityであれば、別途バックアップソフトを購入する必要はありません。コンサルティングも必要ありません。誰でも簡単に、そして、数秒でディスクの状態を丸ごと保存することができます。

それを実現しているのが、SimpliVityの特長の一つ、超高速な重複排除技術です。重複排除に関しては、過去のこの記事を参照ください。

それでは、ここから秒速バックアップの動きをご説明しましょう。

500GBの本番システムが稼動をしていると想定します。

まず、ユーザーがバックアップボタンを押します。(当然ながら一定間隔で、自動で押すことも可能)

その瞬間、SimpliVityはシステム内に別途、500GBのバックアップデータ領域を作成しようとします。しかし、ここがポイントなのですが、この500GBのバックアップデータ領域は、バックアップをした瞬間は本番のデータ領域と100%重複します(あたりまえですが…)。

ですので、バックアップのボタンを押すと、新たに500GBのバックアップデータ領域を作り出すのではなく、そのデータはここにありますよ、と、データの参照先、すなわちリンクを設定するだけなのです(下図)。

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その後、当然ながら新たなデータが書き込みされていくわけですが、それは全てハードウェアアクセラレーターカードで判別されて、これまで保存していないデータのみを新たにディスクに書き込んでいきます。

これにより、秒速でのバックアップを可能にし、システムに負担をかけないので、本番稼働中でもバックアップが頻繁に可能となります。また、ディスク領域を消費しないので、気兼ねなく何世代でもバックアップを作成することが可能になります。

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でも、ストレージに詳しい方からすると、え、それってただ差分バックアップを行っているだけじゃないか。と思われるかと思います。

トータルで考えますと、確かにそれは正しいのですが、ポイントはこれら一連の作業をSimpliVityは全自動で行っているということなのです。差分バックアップを行う場合は、「これが日曜日にとった、全部バックアップのデータ」「これが火曜日の差分のバックアップデータ」といった形で管理者が全てを管理しなければいけません。また、いざというときにそこからデータを戻そうとしても、「日曜日の全部データに、月曜日の差分データ、火曜日の差分データを加えて…」といった煩雑な作業が必要となってしまいます。

HPE SimpliVityの大きな製品特長、「全てをシンプルに」。

まさに複雑怪奇だったバックアップオペレーションを全自動化し、特殊な知識がなくても、誰でもシンプルにバックアップを作成することができる。ここに、多くのお客様が選ばれる理由があります。

 

米国の事例ですが、ある信用組合で身代金ウイルスの攻撃に逢ってしまいました。15:30にユーザーから、あるファイルが展開できないというクレームが届き、調べたところ、ある仮想サーバーが身代金ウイルスに感染していることを発見しました。この時点で20:00。でも、ここからが早かった!このお客様はSimpliVityで頻繁にバックアップを取得していたことから、そこからデータを復旧。そしてデータベースを再起動。なんと、20:30には復旧作業が完了して、情報システム部の皆さんは帰宅されたそうです。もちろん、データロストも一切無かったということです。

皆様の仮想システムのバックアップは、今どうされていますか?今一度、見直してみませんか?

 

HPE SimpliVity

https://www.hpe.com/jp/ja/integrated-systems/simplivity.html

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作者について

shingoyamanaka

2003年よりHP BladeSystem, HP Superdomeの日本でのプロダクトマネージャーを務めた後、2012年から4年間、日本を含めたアジア地区のSuperdome X Product Managerを務める。2016年12月から、日本ヒューレット・パッカードの総合エバンジェリストに就任し、様々な製品を紹介。2017年11月より、ハイパーコンバージド製品の日本でのプロダクトマネージャー(製品責任者)。自称ハードウエアオタク。