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中堅・中小企業向けアドバイス:従業員の在宅勤務を実現するために今できること

企業は現在、在宅勤務中の従業員の接続性の確保と生産性維持のため、対応に追われているところです。Windows Serverを実行している場合、おそらくリモートワークを可能にする体制はすでに整っていますが、専用ソリューションを追加することで、リモートアクセス機能の柔軟性がさらに高まります。

Sansan Stroizer
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
中堅・中小企業向けソリューションマーケティングマネージャ

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新型コロナウィルス感染 (COVID-19)の拡大を受け、従業員が家族と一緒に自宅にとどまれる方法を、多くの企業が模索しています。一部の企業では、堅牢な 小規模企業向けのネットワーク機能が装備され、従業員がファイル、アプリケーション、およびデータにどこからでも、どのデバイスからでも安全にアクセスできる体制が整っています。ただし、全従業員に在宅勤務を命じた状態で事業を運営しようとすると、コミュニケーション手段がビデオ会議とメールに限られる場合、制約がいかに大きいかを改めて思い知らされることになります。リスクについては言うまでもありません。中央リポジトリにアクセスできない場合、ファイルは個人のデバイスに保存される可能性が高く、連携が困難になります。さらに重要なのは、デバイスが、ユーザーエラーやサイバー犯罪に対して脆弱である可能性がある点です。

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幸いなことに、使用するシステムにリモートアクセス機能がすでに組み込まれている可能性があります。オフィスでMicrosoft Windows Serverを実行している場合、内臓のリモートデスクトップサービス(RDS)を利用すれば、すぐに従業員の在宅勤務時の制限付き機能を可能にします。

RDSを使用すると、物理ハードウェアまたは仮想マシン (VM)上で単一の Windows Server インスタンスを実行でき、ユーザーは、ネットワーク接続とリモートデスクトッププロトコルを介してそのインスタンスにアクセスできます。サーバー上で構成するデスクトップイメージは複製され、関連するすべてのアプリケーションおよびデータと共にユーザーに表示されます。すべての処理は、ユーザーのローカルマシンではなく、オンプレミスサーバー上で実行され、すべてのインスタンスがオンプレミスサーバー上で並行して実行されます。

RDSは、Microsoft Office や Outlookなどシンプルなデスクトップアプリケーションに適しており、特に大半のユーザーが同じアプリケーションにアクセスし、ほぼ同じ量のリソースを使用する場合に有益です。RDSの設定は難しくないものの、いくつかのカスタマイズとMicrosoftからの特定のライセンスが必要です。これらのソリューションは、ITプロバイダーに連絡して、現在のサーバーでのRDS設定についてサポートを受けたり、ライセンスが整っていることを確認したりする場合にも役立ちます。

より強力なアプリケーションや超高解像度グラフィックスへのアクセスを提供する必要がある場合、または今後に備えてホームソリューションからの作業の信頼性と柔軟性を向上させたい場合は、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI) のご検討をお勧めします。VDIでは、仮想化ソフトウェアを使用して、さまざまなユーザーに割り当てることができる仮想デスクトップサーバーのプールを構成できます。これらのデスクトップは、RDSの場合と同様に、単一オペレーティングシステム(OS)や単一アプリケーションアーキテクチャーに限定されません。これらのオンプレミスソリューションは、仮想化と特殊なVDIソフトウェアの性能を活用して、従来のPCで慣れ親しんだ環境と同じような、カスタマイズ可能なデスクトップ環境をユーザーに提供します。

ユーザーごとのパーソナライズやカスタムアプリケーションが必要な場合や、グラフィックスやビデオの編集、3Dモデリング、または大規模データ処理などの負荷の大きなアプリケーションを使用する場合には、VDIが適しています。また、VDIは柔軟性が高く、多くの種類のデバイスやOSをサポートでき、しかもパフォーマンスやセキュリティにも優れています。永続型デスクトップでは、個々の利用の仕方に合わせて、リソースアクセス権が付与されるため、ユーザーが、パーソナライズされたエクスペリエンスを得られます。カスタム型アプリケーションのインストールやOS構成も可能です。

RDSとVDIのどちらを選択しても、HPE小規模企業向けソリューションの良さを体験できます。どちらも、ビジネスを成功に導くハードウェア、ソフトウェア、サービス、すぐに使用可能なソリューションになっています。さらに、Microsoft Aureやマネージドサービスプロバイダーのクラウドサービスを活用することで、容易にハイブリッドクラウドへと拡張してディズアスタリカバリオプションを追加することができます。

予算が問題になる場合、HPEファイナンシャルサービスでは、一定の無理のない金額の長期的な月額支払いで必要なITをすぐに入手できる、HPEサブスクリプションなどの柔軟なオファーを提供しています。

状況が変わりやすい現在、一部対応ができないものもございます。さまざまなオプションの活用について、また従業員の効率的な作業を可能にする準備にサポートが必要な場合はHPE または認定パートナーの担当者にお問合せしてください。

詳細については、HPEの営業担当までお問合せいただくか、hpe.com/info/smb にアクセスしてください。

詳細はこちら 中堅・中小企業向けのソリューション

 

 

 

 

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作者について

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日本ヒューレット・パッカード合同会社マーケティング統括本部公式アカウントです。