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HPE新卒ブログ 第9回 <新卒1年目のお勉強>

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第9回ブログを担当します、システムエンジニアの青野と申します!
研修時はやたらと話が長いことで同期に名を馳せていましたが、本ブログでもその性格を遺憾なく発揮してしまいました。笑
普段よりちょっぴり長めですが、最後までお付き合いいただけると幸いです!

さて、今回私が執筆するテーマは「新卒1年目のお勉強」についてです!

テクノロジーが目まぐるしく変化するIT業界においてはもちろんのこと、私のようなエンジニア職となれば、「お勉強」は尚更避けては通れない道です。
また、HPEはグローバル企業ですので、当然英語を使う機会は多くあります。

入社直後の新卒研修では、HPEのCEOであるアントニオ・ネリから祝福のビデオメッセージが届き、それを新卒メンバーみんなで鑑賞する機会がありました。もちろんメッセージは全て英語で話されており、日本語の字幕すらなかったので、これが外資系企業か!と感動したのを覚えています。

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HPE CEOのアントニオ・ネリ

その他、より広義に「学び」と捉えた場合、社会人が学ぶのはいわゆるお勉強じみた内容だけではありません。ビジネスマナーや人間関係を適切に構築する能力など、ビジネスパーソンとしての汎用的なスキルも含まれています(語れるほどの社会人経験はありませんが……!)。

さて、そんな私が執筆する本ブログですが、今回は「IT」「英語」の2つの観点を軸にお話ししたいと思います。

もしかしたら本ブログをお読みいただいている方の中には、就活生や内定者も多くいらっしゃるかもしれません。
IT人材が不足している現代日本では、文系からのエンジニア就職は全く珍しいことではないです。新卒就活の現場では、『文系からエンジニアを目指しているのですが、上手くやっていけるでしょうか。』といった質問は、もはや風物詩のようなもの。この辺りについても、経済学部経済学科からシステムエンジニア職で入社した身として、ひとつの回答を出せるかもしれません。

IT知識について

HPEの新卒メンバーは合計で70人ほどおり、その文理比は、体感で文系:理系:情報系=2:4:4といったところです。単純に考えれば、新卒社員の6割は情報系に関するバックグラウンドがなく、未経験といって差し支えないでしょう。
そのような中、当然新卒メンバーは全員が情報系の基礎知識を網羅しており、実務に結び付いた発展的な内容を扱う……訳がありません。

内定直後から、先輩社員や人事の方との交流会が何度か開催されており、「入社前から勉強しておいた方が良いでしょうか?」といった質問はよく耳にしていました。
どなたがご回答されるときも、みな口を揃えて「入社後に豊富な研修が待っているので、入社までは体に気を付けて最後の学生生活を謳歌してください。」とお話しされていたのをよく覚えています。入社して3か月が経過する現在、改めて研修を振り返ってみると、やはりこれだけ豪語するだけのことはあるな、と感服せざるを得ません。

コンピュータの基礎講義から始まり、ネットワークやデータベースなどのより一歩踏み込んだ講義や、実際にLinuxを仮想環境で動かしてサーバ構築を実践する講義など、その網羅性の高さは、親にとんでもない授業料を払ってもらっているのではないか?と錯覚すら覚えるほどです。
特にエンジニア職は7月下旬(※)まで研修カリキュラムが組まれており、新卒メンバーに惜しみない投資をしていただいているのがよくわかります。(※研修期間は、同じ職種でも部署によって若干の差異があります。)

もう少し具体的に、どのような研修が組まれているのか、私の配属先の例を見てみましょう。

  1. コンピュータ基礎
  2. ネットワーク基礎
  3. Unix/Linuxオペレーション基礎
  4. シェルプログラミング
  5. データベース基礎
  6. Javaプログラミング/アプリ開発

             ・・・etc

こちらも部署によって若干の違いがありますが、いずれの部署にしてもボリューミーな研修を受けられることは間違いなしでしょう。

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さて、これは私が所有している研修テキストなのですが、みなさんはこれをどう感じるでしょうか。多い、少ない、普通?
実はこれ、全部ではありません!

HPEではペーパーレスを推進しており、全ての資料がpdfで配布されています!
一部のテキストはこのように紙で配布されるのですが、もし全てのテキストが紙で配布されたら、おそらくこの写真の倍以上のボリュームはあるでしょう。

このように、情報系の経歴がない新卒社員がおよそ6割程度を占める点や、非常に豊富な研修を受けられる点を考慮すると、冒頭で提示した『文系からエンジニアを目指しているのですが、上手くやっていけるでしょうか。』という質問に対する回答は、おのずと見えてくるはずです。
もちろん「真面目に研修を受ければ」という条件付きではありますが、あまり心配する必要はないと断言できるでしょう。

その他、エンジニアは常に勉強することを求められているという性質もあり、業務外で勉強に取り組んでいる新卒メンバーも多くいます。私が聞いたことのある中では、以下のようなケースが見受けられました。

  1. オンラインで動画講座を視聴できるサービスを利用している
  2. コンピュータサイエンスを基礎から学べる学習サイトを利用している
  3. 資格の取得を目標に勉強に励んでいる
  4. 社内サイトで無料で読めるオライリー本を活用している


私も例に漏れずその一人で、現在は半年に一回IPA(情報処理推進機構)が主催する「情報処理技術者試験」の中の「情報処理安全確保支援士(SC)」という資格の取得に向けて日々勉強しています。

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(引用:独立行政法人情報処理推進機構)

どうやら難解な名前をしていますが、これはサイバーセキュリティに関する専門的な知識や技能を図る試験です。

かつては「情報セキュリティスペシャリスト」という名前の試験だったので、そちらの方がイメージしやすいかもしれませんね。

サイバーセキュリティと聞くと「ブラックハッカーと戦う正義のホワイトハッカー!!」みたいなクールなイメージを抱いてしまいますが、実態はシステムの弱点を突いた狡猾な攻撃を未然に防いだり、インシデント発生後の適切な対応を考えたりと、地道な内容が多いです。

英語について
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冒頭でも述べたように、HPEはグローバル企業ですので、当然英語を使う機会は多くあります。

毎日のように英語のメールが届きますし、実務面においても、他国のHPEと協力する際や、パートナー会社とのミーティングをするときなど、英語を使えることができれば仕事の幅が広がるのは間違いありません。

外資系企業ということもあり、入社前は「英語がペラペラの同期に溢れているのだろうか?」と思っていたのですが、いざ蓋を開けてみると全員が全員そうという訳ではありませんでした。しかし、自分がこれまでに接してきたコミュニティと比較すると、英語が話せたり、海外の大学に進学していたり、留学経験があったり、英語に関するバックグラウンドが豊富な人は圧倒的に多い印象です。

さて、HPEでの英語の勉強の仕方ですが、IT知識に関する講義が豊富だったのとは対照的に、新卒研修内で英語に関する講義はありませんでした

したがって、新卒研修を受けてさえいれば英語が話せるようになるといったことはなく、自助努力によるスキル向上が求められます。

ただし、全社的に英語の学習者を支援する制度は整っています。

代表的なもので言いますと、英語スクール優待プログラムが存在しています。これはHPE向けに優待価格でオンライン英会話を受講できる仕組みです。私の先輩社員で、実際にこの制度を活用して英語を学習している人がいました。

また、英語実践力強化セミナーなるものも開催されています。これも全社的に開かれているもので、外国人講師とオンライン上で交流できるプログラムが実施予定となっています。

その他、以前先輩社員と交流させていただいた際には、TOEICのスコアを1つの指標として勉強に励んでいる方が多くいらっしゃいました。

私はまだ英語に関して積極的に学習しているわけではないのですが、将来的には会社の制度を活用しつつ、グローバルに働いてみたいなと考えています。

いかがだったでしょうか。

ちょっと長くなってしまいましたが、新卒研修での様子や入社後のお勉強について、少しはイメージが膨らんだのではないでしょうか。

長い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

次回社会人の週末の過ごし方もお楽しみに!!

 

作者について

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日本ヒューレット・パッカード合同会社マーケティング統括本部公式アカウントです。