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BIOS上での「Drive Write Cache」の有効化とACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の有効化の違いについて

 
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memaimame
アドバイザー

BIOS上での「Drive Write Cache」の有効化とACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の有効化の違いについて

お世話になっております。

 

Proliant DL120 G7にWindows2008R2 Standard をインストールし、
さらにSMHとACU(アレイコンフィギュレーションユーティリティ)をインストールしています。
また、SmartアレイB110i SATA RAIDによるハードウェアRAID(RAID1+0)を構成しております。


DL120 G7(以下、G7)の場合、BIOSから「Drive Write Cache」の値を有効化する、
つまりディスクへの書き込み方式をライトバック方式にすることができるものと思います。

しかし、この状態でディスクIOのパフォーマンスを測定したところ
(測定ソフトには「Crystal Disk Mark」を使用)、測定値は
「Drive Write Cache」の値を有効化していない状態(ライトスルー方式)のときと
ほとんど違いがありませんでした。


BIOS上にてDrive Write Cacheを無効化し、今度はACUにて「物理ライトキャッシュ設定」
から「物理ドライブライトキャッシュ状態」の設定を有効にした上で
ディスクIOのパフォーマンスを測定したところ、今度は書き込み速度において
3倍近く高い値が測定されました。


基本的にBIOS上でもACU上でもG7のRAIDコントローラー(SmartアレイB110i SATA RAID)
に対して設定をしているものだと思うのですが、このような差分が発生したのはなぜでしょうか。

それとも、BIOS上とACU上ではそもそも設定値が反映される場所が違うのでしょうか。

 

仕組みの部分も含め、上記事象の原因をご教示いただきたく存じます。

 

 

4件の返信4
hitsuji
HPEブロガー

Re: BIOS上での「Drive Write Cache」の有効化とACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の有効化の違いについて

BIOS上での「Drive Write Cache」: オンボードSATAコントローラーをB110iとして使用せずに単なるSATAコントローラーとして使用する場合のドライブライトキャッシュの挙動 の設定

ACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」: B110iとして使用する場合のドライブライトキャッシュの挙動設定

 

ではないかと思います。

 

 HP ROM ベースセットアップユーティリティユーザーガイド

http://h50146.www5.hp.com/lib/products/servers/proliant/manuals/347563-598_ja.pdf

P.150

このオプションは、内蔵 SATA コントローラーに接続される固定ドライブがソフトウェア RAID
モードで動作していない場合に、そのドライブの動作にのみ影響します。このオプションは、
固定ドライブが内蔵またはオプションの Smart アレイコントローラーに接続されている場合や
Smart アレイ B110i ソフトウェア RAID ソリューションが使用されている場合は、効果があり
ません。

memaimame
アドバイザー

Re: BIOS上での「Drive Write Cache」の有効化とACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の有効化の違いについて

hitsujiさん

 

 

お世話になっております。memaimameです。

 

 

御返信誠に有難うございます。

 

御回答内容をまとめると、以下のような具合でよろしいでしょうか。

 

 

○BIOS上での「Drive Write Cache」の設定

 

 ①RAIDを組んでいないとき:設定できる

 ②RAIDを組んでいるとき:設定しても意味がない

 

○ACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の設定

 

 ③RAIDを組んでいないとき:設定しても意味がない

 ④RAIDを組んでいるとき:設定できる

 

 

 

また、一点気になることとして、ご提示してくださった資料には

このオプションは、
固定ドライブが内蔵またはオプションの Smart アレイコントローラーに接続されている場合や
Smart アレイ B110i ソフトウェア RAID ソリューションが使用されている場合は、効果があり
ません。

とあります。

 

参考サイト<http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/support/faq_hard/soft_smartarray.html>

によると、SmartアレイB110i SATA RAIDによるRAIDはハードウェアRAIDとは呼べないものであり、

ご提示いただいた資料では便宜上「ソフトウェアRAID」と呼んでいる、という認識で良いのでしょうか。

 

初歩的なことで大変恐縮ですが、ご教示いただければ幸いです。

 

以上です。

何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

hitsuji
HPEブロガー
解決策

Re: BIOS上での「Drive Write Cache」の有効化とACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の有効化の違いについて

ご認識のとおりですが、

> ③RAIDを組んでいないとき:設定しても意味がない

については、正確には、B110iを使用していない場合はACUではディスクが検出されないので設定ができないです。

 

> ご提示いただいた資料では便宜上「ソフトウェアRAID」と呼んでいる、という認識で良いのでしょうか。

そうですね、B110iはドライバーRAIDと呼ばれることがありますが、ハードウェアRAIDではないので、広い意味でソフトウェアRAIDと呼んでいるのだと思います。

memaimame
アドバイザー

Re: BIOS上での「Drive Write Cache」の有効化とACU上での「物理ドライブライトキャッシュ状態」の有効化の違いについて

hitsujiさん

 

 

お世話になっております。memaimameです。

 

 

丁寧な御回答誠に有難うございます。

 

 

お蔭様で、疑問を全て解消することができました。

今後とも、宜しくお願い致します。

 

以上です。