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RAID1+0時のパーティションごとのIO性能について

 
memaimame
アドバイザー

RAID1+0時のパーティションごとのIO性能について

お世話になっております。

 

Proliant DL120 G7にWindows2008R2 Standard をインストールし、
さらにSMHとACU(アレイコンフィギュレーションユーティリティ)をインストールしています。


また、SmartアレイB110i SATA RAIDによるRAID(RAID1+0)を構成しております。

RAID1+0は1TBのディスクの4枚構成で実際の容量は約1.8TB、パーティションを3つに分割しています
(Cドライブ100GB、Dドライブ800GB、Eドライブ1000GB)。
また、ACUの設定でライトキャッシュは有効化しています。


HDDの特徴として、ディスクの外周部分はIOの性能が高く、
ディスクの内周部はIOの性能が低い、というものがあるかと思います。

 

つまり、HDDをパーティション分割した際は、ディスクの外周に割り当てられたドライブは
ディスクの性能が高く、ディスクの内周部に割り当てられたドライブはIO性能が低い、ということになると思います。

 

ただ上記のような特徴はあくまでRAIDを組んでいない物理ディスク単体の状態のものだと認識しております。

 


では、冒頭で言及したようなRAID環境、特にRAID1+0の場合はどうなるのでしょうか。

 

RAID1+0はストライピングとミラーリングを同時に実現するものですが、
あくまで論理ディスク1枚としてOS側には認識されます。

 

しかし論理ディスクである以上、ディスクの外周も内周も何もないと思うのですが、
それでも物理ディスク単体の場合と同じように、パーティションごとにIOの性能が違ってくることはあるのでしょうか。

 

ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示願います。

 


以上です。
何卒宜しくお願い致します。

 

2件の返信2
GNOEZ
アドバイザー

Re: RAID1+0時のパーティションごとのIO性能について

memaimame さん、

 

こんにちわ。

 

アレイ上の論理ドライブはデータをランダムに複数のディスクに同時に書き込むため、
OS 上では、複数のディスク上のどの領域を使用しているかを関知することがないことから
パーティション毎にI/Oの性能の違いが出ることはないと思います。

 

今回の質問に直接は関係有りませんが一応、HP の技術資料をご参考まで。

 

>HP SmartアレイコントローラーおよびRAIDの基本的なパフォーマンスファクター
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/whitepaper/wp122_1008/

>HP Smartアレイコントローラー テクノロジー 
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/whitepaper/wp139_1105/

memaimame
アドバイザー

Re: RAID1+0時のパーティションごとのIO性能について

GNOEZさん

 

 

お世話になっております。memaimameです。

 

御返信有難うございます。

 

ご提示いただいた資料を拝見させていただきました。

RAIDの書き込み、読み込み処理の仕組みは理解することができました。

 

ただ、まだ疑問に残るところがあります。

 

 

RAIDによってOS側が一枚の論理ディスクとして認識していたとしても、

パーティションごとのオフセットの情報などはしっかり認識されています。

 

オフセットの情報があるということは、書き込み処理においても

特定の位置情報のようなものを基準にしている、ということにはならないでしょうか。

 

投稿の際とはまた違う環境

(RAID1+0、Cドライブ150GB、Dドライブ75GB、Eドライブ75GB、オフセットの開始位置はC、D、Eの順)

でIOの性能を測ったのですが、C、Dドライブはほとんど違いはなかったのですが、

EドライブはC、Dに比べて1割強程度性能が落ちました。

複数回測定しても同様の結果が測定されました。

 

これは、オフセットの開始位置によってIOの性能が違う、ということにはならないでしょうか。

 

大変恐縮ですが、何かご存知でしたらご教示願います。

 

 

以上です。

何卒宜しくお願い致します。