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日本のエンタープライズにおけるコンテナ活用の期待と現実
新たなアイディアを生み出し、そこからいかに短期間でビジネス価値を創出できるか。新しいビジネス機会を獲得するために、あるいはビジネスの脅威となる競合企業に対応するために、この考えが非常に重要になってきています。また、それを支える新しいテクノロジーの採用が求められています。このテクノロジーの1つにコンテナ技術があります。コンテナ技術をうまく活用した新しい開発パイプラインの構築により、様々なメリットが期待されています。ただし、エンタープライズITでの採用において、特に日本においてはいくつかの課題が存在します。こうした状況において、実際に効果を見出す適用のために、今、日本のエンタープライズITが検討すべきポイントについて、複数回のエントリーにてご紹介していきます。
エンタープライズにおけるコンテナマーケットのトレンド
グローバルマーケットにおいて、去年2016年はコンテナの利用率が非常に高まった1年でした。そして今年2017年は、更に市場が成長し続けています。DockerCon 2016では、2016年の最初の数か月だけでコンテナ利用率が倍増した上に、そのうちの25%以上が、金融サービス、小売業、製造業など、Fortune 500企業の一部であった、という発表がされています。また、IDCの調査によると、2016年から2020年にかけて、新しいエンタープライズコンテナの80%以上がVM上でホストされる、といった具体的な適用方針についての予測も発表されています。
このように、ここ数年でコンテナ活用に対する意識は高まり続けていますが、一方で、具体的な適用にあたって下記のような課題も見えてきています。
- 永続ストレージ、ネットワーキング、セキュリティ、およびデータ管理について、自社運用に合わせた構成検討が必要となる
- コンテナ技術についての知識・経験不足から、人やお金などのリソース投資を正当化できない
それから、既存のアプリケーションをコンテナ化することの難しさについて取り上げられることが多くなりました。コンテナ技術の採用のメリットを最大限に享受するためには、デプロイするアプリケーション自体がクラウドネイティブなつくりになっていることが理想です。一般的には、The Twelve-Factor Applicationという方法論が定義されています。サービスとして提供されるWebアプリケーションや、Software as a Serviceと呼ばれるアプリケーションを作り上げるための開発方針です。現状のつくりにも依存しますが、既存アプリケーションをクラウドネイティブに再加工するのは、非常に多くのリソースが必要となります。
では、日本市場ではどうでしょうか。日本でもグローバルマーケット同様、多くのエンタープライズで検討・検証が進んでおり、その意識は高まり続けています。ただ、成果が挙がっている企業は一部です。ガートナーの調査によると、日本企業の約70%がデジタルビジネスに取り組んでいるものの、全社レベルで成果が出ているのは全体の10%程度です。
これらの課題をうまくクリアしながら、コンテナ技術を自社運用に適用するためには、現状において改善したいポイントを明確にすることと、そのロードマップを描き、POC・本番適用・フィードバックを繰り返すことが重要となります。これはDevOps導入のステップと同様です。
コンテナ活用への期待値
コンテナ技術をうまく活用した新しい開発パイプラインの構築に期待する効果には、下記のようなものが挙げられます。
- 開発効率化、開発高速化
- 運用プロセスの標準化
- 開発プロセスや運用プロセスを共通化することができる
- 構築、起動、破棄がより迅速に行える
- アプリケーションの可搬性向上
- 同様のアプリケーション実行環境を用意することができる
- 成功するアプリケーションを他環境で稼働させられる
- 素早く多くのアプリケーションをデプロイできる
- リソースの有効活用
- 仮想化に比べて、OS部分を共用することによりさらなる高密度化が可能
これらを享受するためには、デプロイメントプラットフォームの選択が肝になります。デプロイメントのプラットフォーム選択は、新しい開発プロセスに大きく影響を及ぼすためです。運用プロセスの変革、運用の役割分担の変革が必要です。
実際の進め方、導入のロードマップの描き方、デプロイメントプラットフォーム選択のポイントについて、次回ご紹介いたします。
【関連リンク】
Microsoft brings container innovation to the enterprise at DockerCon 2016:
https://azure.microsoft.com/en-us/blog/microsoft-brings-container-innovation-to-the-enterprise-at-dockercon-2016/
Container Software Strategies Point to Long-Lasting Virtualization Synergies:
http://www.idc.com/research/viewtoc.jsp?containerId=US41663716
CONTAINER MARKET ADOPTION SURVEY 2016:
https://clusterhq.com/assets/pdfs/state-of-container-usage-june-2016.pdf
2017 is the year the cloud zooms like a rocket:
http://www.infoworld.com/article/3138525/cloud-computing/2017-is-the-year-the-cloud-zooms-like-a-rocket.html
日本企業のデジタル・ビジネスへの取り組みに関する調査結果(2016年11月18日ガートナー):
https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20161118-01.html
The Twelve-Factor App
https://12factor.net/ja/
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