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インテントベース・モデリングを活用したアジャイル開発
1. 自己紹介
日本ヒューレット・パッカード合同会社コミュニケーションテクノロジー事業本部に所属している 安立 寛(Adachi Hiroshi)と申します。
通信事業者向けのソフトウェア製品のプリセールスを担当しており、主に自動化を実現するOSS(Operation Support System)ソリューションをお客様にご紹介しています。
今回は弊社のソフトウェアで採用しているインテントベース・モデリングを活用したアジャイル開発を2回の連載を通してご紹介します。
2. アジャイル開発とは
アジャイル開発はシステム開発における「企画」、「設計」、「開発」、「テスト」の工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返す開発手法のことを指します。初回リリース後に仕様・機能をブラッシュアップしていくことを前提とし、市場のニーズが高い重要なサービス・機能から着手・提供できるため、従来のウォーターフォール開発と比較してサービスインまでの期間を短縮できるのが特長です。
3. 通信業界の現況とアジャイル開発の必要性
通信業界は競争が激しく、技術の進歩と市場の変動が非常に速い業界です。昨今では従来の通信サービスベースのビジネスモデルでは他社との差別化が難しく、大きな成長が見込めないため、多くの通信事業者が通信サービスと付加価値オプションをバンドルして差別化を図るビジネスモデルへの移行を迫られています。
通信サービスに組み合わせる付加価値オプションの例としてはコンシューマー向けではNetflixやAmazon Primeなどのエンターテインメント系のサブスクリプションサービス、B2B向けではセキュリティ商材、クラウドサービスなど多種多様な選択肢があり、市場のニーズに合わせて通信サービスと組み合わせていく必要があります。市場のニーズは頻繁に変化するため、それに追随する素早いサービス開発が求められます。そのため現在の通信業界では従来採用されてきたウォーターフォール開発から市場のニーズに迅速かつ柔軟に対応可能なアジャイル開発への移行が必要になってきました。
4. インテントベース・モデリングを活用したアジャイル開発
アジャイル開発の実現には以下の2点がポイントになります。
① 市場のニーズにマッチした機能を迅速に提供することに価値をおくため、
市場のニーズ(インテント:意図)を正確に素早く機能に反映すること
② リリース後に変更することを前提としているため、変化に柔軟に対応すること
弊社は上記2点を満たすアプローチとしてインテントベース・モデリングを提案しています。
インテントベース・モデリングは図に記載のWHAT - not HOWのように、どのようにではなく、何(インテント)を提供するかに着目するサービス志向のアプローチです。例としてカーナビゲーションやGoogle Mapを使うイメージで、ユーザが行き先(インテント)を入力さえすれば、ソフトウェアが現在地から目的地までの最適な経路を提供してくれます。ここでのポイントは事前にシステムにどこの道を通るといった経路情報を事細かに定義しなくても、ソフトウェアが目的地と現在地、トラフィック状況を考慮して最適な経路を導き出してくれるところです。つまり事前に細かな制御ロジックを設定しなくても、ユーザのオーダー・リクエスト(インテント)内容に合わせてソフトウェアが必要な設定作業を動的に抽出・実行し、サービスを実現するのがインテントベース・モデリングです。
インテントベース・モデリングにおける開発は、インテントに合わせてサービスを構成する要素と依存関係の定義、各サービス遷移状態でどのようなアクションを呼び出すかを定義するのみです。サービス開通、廃止、変更といった個別の制御ロジックは「サービス状態遷移モデル(TMF518_SA_2)」に従って動的に生成されるため、インテントの反映に注力しやすい特長があります。また制御ロジックの実装が不要でサービス仕様を抽象的に表現できるため、サービス仕様に変更が発生しても影響がある個所にだけ手を入れればよく、変更に柔軟に対応ができ、リリース後に仕様変更されることが前提のアジャイル開発に適したアプローチとなっています。
HPEはインテントベース・モデリングを採用している製品としてHPE Service Directorを提供しています。HPE Service Directorは様々なユースケース、マルチベンダーをサポートするオーケストレーション製品で、様々なリソースを組み合わせたサービスカタログをインテントベース・モデリング手法によりローコードで迅速に実装でき、サービスオーダー受領からサービス開通までの処理の自動化、サービス異常時の復旧処理の自動化 (Closed Loop) を提供します。
5. 最後に
今回は「インテントベース・モデリングを活用したアジャイル開発」というテーマをご紹介しました。次回はインテントベース・モデリングのより詳細なご紹介を予定しております。
HPEでは、通信事業者向けのソリューリョンとして様々なソフトウェア製品を提供しています。
HPE Service DirectorはHPE TelcoのOSS Orchestrationソリューションに含まれています。
OSSソリューションには、Orchestrationソリューション以外にも、InventoryやAssuranceソリューションも提供しておりますので、詳細はこちらの情報をご覧ください。
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