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【事例】日本再生の切り札、省電力ARMサーバーのRL300 Gen11をご存知?
■ARMへの取り組みが加速
近年、先進企業が、非x86プロセッサ、すなわち、ARMプロセッサを搭載したインフラの取り組みを加速させています。たとえば、Amazonが、ARMプロセッサの開発自体に取り組んだり、パブリッククラウドのAWSでは、非常に多くのARMプロセッサのマシンが採用されています。
また、マイクロソフトも自社でARMプロセッサの開発に注力しており、GPUで有名なNVIDIA社もWindowsの稼働を見据えたARMマシン製品開発を進めていたりと、先進企業でARMへの取り組みが増えています。
こららの先進企業にかぎらず、一般のデータセンターを利用するユーザ、IT部門でも、ARMサーバの検討、採用が広がってきています。では、なぜARMなのでしょうか。そこには、昨今の電気代高騰、物価上昇、ITサステナビリティ、環境への取り組み(二酸化炭素排出量削減)、そして、AIへの投資拡大があげられます。
昨今の電気代高騰、物価上昇は、企業にとって、かなりの負担を強いるものです。そのため、企業の支出をできるだけ削減する必要があります。支出を削減する施策として、多くの企業で取り組んでいるのが、まず、節電です。節電の手法として、モノの側面では、データセンターの照明を消す、サーバーを省電力モードにする、あるいは、そもそも電気を食う古いサーバを停止、廃棄し、省電力なサーバを採用するといった取り組みが挙げられます。
■HPEサーバは、消費電力を可視化
企業において、自社のシステムがどれくらい電力を使っているのかを把握することは重要です。IT部門としては、自社にあるサーバの消費電力を把握することが必要です。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、HPEサーバは、ハードウェアの機能だけで、利用者に消費電力の情報を提供できます。どれだけ電気を使っているかをブラウザ上で時系列で確認でき、非常に分かりやすいのも特徴的です。この機能は、HPEサーバのiLO(アイロ)とよばれるマザーボードに搭載されたオンボードチップが提供しています。
iLOは、サーバとは独立に動く一つのコンピュータのようなもので、サーバのOSが稼働していなくても、利用できます。iLO専用ののLANの口があり、それを社内に接続して、遠隔からブラウザでILOに接続することで、サーバの電源をON/OFFしたり、BIOS画面やOSのデスクトップ画面を操作したり、現在の消費電力をグラフィカルに確認できます。
ちなみに、省電力サーバのRL300 Gen11には、iLO 6が搭載されているのですが、接続元のパソコンは、ChromeブラウザやFirefoxブラウザでも利用可能ですので、ご安心ください。
また、iLOは、消費電力の監視だけでなく、サーバ全面の吸気温度、サーバ内部の温度、背面近くの温度などもグラフィカルに可視化できるので、たとえば、データセンターの部屋が冷やしすぎになっていないかを確認するのにも役立ちます。サステナビリティに取り組む企業にとって、消費電力と空調の温度(サーバーの吸気温度)などは、無視できません。
電力と温度など、ITインフラに関する情報を具体的な数値で報告する必要があるIT部門としては、こういったプリミティブな情報が非常に重要なのです。
■ARMは、メニーコアなのに、省電力
HPEのARMサーバのRL300 Gen11は、iLOを搭載しているのはもちろんですが、サーバ本体に搭載されたARMプロセッサは、メニーコアで、かつ、省電力です。1ソケットで、なんと128コアのARMプロセッサを搭載しています。さらに、3GHzの動作周波数を実現しています。にもかかわらず、負荷をかけない状態では、なんと、150ワットぐらいですので、驚異の省電力マシンです。
HPEのAmpere Altraファミリープロセッサを搭載したRL300 Gen11は、電力消費量削減の目的のために設計されています。Ampere AltraのCPUは、64ビットのARM64(別名Aarch64)アーキテクチャのプロセッサです。主に、組み込み機器、スマホなどの省電力そのものが製品に重要な意味を持つ分野で古くから採用されいたアーキテクチャです。近年は、省電力でありながらも、プロセッサ自体の性能が劇的に向上し、HPC(High Performance Computing)分野やAIなどの高速計算を必要とするサーバー系の’ITインフラでも利用が広がっています。
日本は、世界的にみても電力単価が高い国であるため、企業、企業に限らず、電力消費との闘いは避けて通れません。先進国の中でも、とくに日本は、電力を節約しつつも、非常に高度なIT先進国を実現しなければならないといった状況に置かれています。電気を節約しつつも高性能なITシステムで国や企業を効率よくまわすための武器として、省電力サーバーは、無視できない存在なのです。まさに、日本再生の切り札の一つが、ARMサーバーなのです。
■ARMサーバーに取り組む日本の最先端企業「NTT Data」
では、具体的に、どれくらい省電力でどれくらいの性能が発揮できるのか?従来のx86サーバと比べてとうなのか?絵にかいた餅じゃないのか?実際どうなのか、知りたいところですよね。
実は、このRL300 Gen11の消費電力あたりの性能に関する比較レポートが、NTT Dataさんによって、すでに公開されています。
Javaアプリケーション実行時の消費電力、ベンチマーク比較などが掲載されています。このベンチマークでは、素数検索の処理性能(1 秒あたりのイベント数)で比較した結果も公開されています。
ARMサーバーは、x86サーバーの約3倍の計算を実行し、スレッド数に関係なく、ARMサーバーの消費電力は少ないといった結果が得られています。
RL300 Gen11の128コア数と一致する数の128スレッドで実験した場合、x86サーバーの消費電力は490Wに対して、ARMサーバーの消費電力は350Wで済んでいます。なんとARMサーバでは、140Wも低くなっているのです。
さらにARMサーバーは、ワットあたりのパフォーマンスで、x86サーバーの約4.8倍を実現できるとあります。これにより、電力消費を低減しつつも、非常に高い性能が得られていることがわかります。
このようなカーボンニュートラル、サステナビリティ(持続可能性)への取り組みを意識して、サーバインフラと消費電力あたりの性能に関するベンチマークを行った事例は、世界的にみても非常に貴重です。さすがは、NTT Dataさん、企業としての目の付け所がしっかりしていて、企業としてあるべき姿をキチンと見据えて活動されていますよね。ぼやっとサステナビリティと叫ぶだけではなく、世界に向けて、数値化した成果物をしっかりと出されています。日本で、若者に一番人気のIT企業なのも納得です。
省電力サーバを検討される方は、NTT DataさんのRL300 Gen11に関する素晴らしい事例を是非ご覧ください。
●NTT Data様の省電力サーバーRL300 Gen11の事例(カーボンニュートラルに寄与する、サーバーの電力使用量削減)
https://www.hpe.com/jp/ja/customer-case-studies/servers-proliant-nttdata.html
KOGA MASAZUMI (@masazumi_koga)
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