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【連載】HPEから提供する New Azure Stack HCI①:Azure Stackソリューションの整理と位置づけ
こんにちは、HPEでインフラ・仮想化・クラウドネイティブ周りのエンジニアリング、提案活動をしている片山です。
今回より、昨年から徐々に賑わいを見せてきている“New”Azure Stack HCIに関してご紹介したいと思います。
Azure Stack HCIの話に入る前に、まずはAzure Stack製品の整理をします。
Azure Stack 製品群
pic1. Azure Stack Portfolio
2017年に登場したAzure Stack製品ですが、
当初の呼び名の”Azure Stack”は、現在”Azure Stack Hub”とその呼び変え、
Azureと完全互換のAPIを持つ、オンプレミスにあるクラウドという位置づけの製品となります。
Azure Stack Hubのキーワードとしては、
- オンプレでAzure同様のAPIを使用したい
- AzureのIaaS/PaaSのサービスをオンプレでも利用したい
- マルチテナントのサービスを個社別、部門別に提供したい
といった要望をかなえる製品です。
一方、同年度から市場を賑わせている、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ製品(以下HCI)をWindows Serverの仮想化テクノロジーを駆使したSoftware Defined Storageを実現する製品として、“Azure Stack HCI”が誕生しました。
Azure Stack HCIのキーワードとしては、
- シンプルな仮想統合基盤
- 気軽に実現できるハイブリッド環境
を実現する製品です。
よく誤解が生じてしまうのですが、
ハイブリッド(いわゆるクラウドとオンプレの使い分け、クラウドとオンプレの連携)という意味合いでAzure Stack Hubをご想像されるケースがあるのですが、Azure Stack Hubはあくまでプライベートクラウド基盤用の製品で、基本的にはハイブリッドな使い方は想定されておりません。
逆にAzure BackupやAzure Site Recoveryといったクラウドを活用したバックアップ、災害対策をはじめとしたクラウドとの連携はWindows Server Center(以下WAC)と呼ばれるWindows環境を管理するための無償ツールを介して、Azure Stack HCIで実現できるところとなります。
“New” Azure Stack HCIとは?
Azure Stack HCIとひとえに言っても実は2種類存在しており、2020年12月に新たにリリースされた専用OS、“Azure Stack HCI OS”の登場により棲み分けがされてきました。
少々ややこしいのですが、現在”Azure Stack HCI”という言葉は新しいほうのAzure Stack HCI(Azure Stack HCI OSベース)のみをさしており(以下誤解を招かないように“New Azure Stack HCI”と表記)、今までのAzure Stack HCIは各ハードウェアベンダーによっても呼び方が異なりますが、Windows Server Based HCI(Windows Server OSベース)と呼ばれることが多いです。
pic.2 新旧Azure Stack HCI
従来の“Azure Stack HCI”は前述の通り、Windows ServerをベースにWindows Server標準搭載のStorage Spaces Direct機能を利用したSoftware Defined Storage製品です。各ベンダーによる認定取得済みのHWをベースにWindows ServerのHCIリファレンスとして提供されていました。
一方“New Azure Stack HCI”は、Azureの1サービスとして提供するHCI製品、ハイブリッドクラウドソリューションという位置づけとなります。オンプレミスにありながらAzureの1コンポーネントとして Azure Resource Manager管理下に置かれ、Azure Portal上で管理できるようになります。
まだこれからという部分はあるものの、Azureが持つサブスクリプションやリソースグループ等の管理の仕組みの中で、Azureコマンド、Azure PowerShellの利用等、HPEも得意としてきたInfrastructure as Codeの体現、Azureで当たり前のようにできていた世界をオンプレも含めて実現しうる魅力的なソリューションです。
Azureライクに使用できる一方で、ライセンス体系はAzureサブスクリプション課金となるため、今までWindows永続ライセンスを利用されてきたユーザーからすると少々ハードルが高く感じてしまう観点ももしかしたらあるかもしれません。
pic.3 New Azure Stack HCI - What's New
基本的なソリューションスタックは従来のWindows ServerベースのHCIとほとんど変わりません。専用のOSがあるかどうかの違いくらいで、Hyper-V、Storage Spaces Directを活用して仮想統合環境を実現し、Windows Admin Center で管理するというスタックです。動作させるハードウェア基盤はHPEをはじめとする認定ハードウェアで動作させることが必要となります。
pic.4 New Azure Stack HCI - 3つのポイント
専用のHCI OSの中には、”HciSvc”と呼ばれるコンポーネントが入っており、OSネイティブにAzure Portal上へのデータ表記、ハートビート接続、ライセンス・課金処理、証明書の更新等の管理タスクを担います。
Storage Spaces Directの再同期に要する時間をかなり短くすることが可能になったり、カーネルソフトリブート機能により、クラスターの変更時に伴うホストの再起動プロセスを高速化することが可能になったりと、細部にわたってOS部分の改善点が見受けられます。
また、Hybrid化のかなめとなってくる、Azure Portalからの管理が可能になったり、AzureのK8Sサービスが動かせるようになったり、Windows Admin Center を介して各種Azureとの連携ができるようになるというのがポイントになります。
Windows環境の一元管理ツール – Windows Admin Center
以前のWindows環境の管理といえば、MMC(Microsoft Management Console)や、RSAT(Remote Server Administration Tools)、Hyper-Vマネージャーや、はたまた有償のSystem Centerシリーズで管理していくことが多かったと思います。
Microsoft社では2017年に無償で比較的高機能なWindows環境の一元管理ツール、“Windows Admin Center”をリリースしました。
Windows Admin Center(以下WAC)では、システムヘルスやデバイスの管理、Windowsサービスの管理や、役割と機能の有効化/無効化、Hyper-V VMと仮想スイッチの管理など、いままで上記のツール群で実装していたようなことが1ツールでできるような非常に魅力的な管理ツールです。
pic.5 New Azure Stack HCI - Windows Admin Center
WACの便利なところは使いやすいGUIだけではなく、リモート接続先のPowerShellやRDPを実行できたり、管理面以外にもStorage Spaces Directまわり含めた構築も1ツールでできてしまうのがその魅力の一つです。
pic.6 WAC クラスター作成
New Azure Stack HCIの構築はもちろん、既存Windows Server Based HCI、また、1クラスターの単体構築だけでなく、より高可用性を実現するストレッチクラスターの作成(New Azure Stack HCIのみ)もWAC上から可能となっています。
今回はAzure Stack製品群の整理、New Azure Stack HCIの概要、その特徴についてご紹介しました。
次回はWhy HPE部分、HPEのAzure Stack HCIポートフォリオおよびその特徴について記事にしたいと思います。
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