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ITと持続可能な未来の融合 ‐ 企業に求められる“社会”への取り組み
企業に求められる“社会”への取り組み
前回は、企業に求められているサステナビリティ/ESG経営について、その中の一つである環境(E)について、弊社のサステナビリティ/ESG経営モデルの紹介を含めて説明しました。今回はESGの社会(S)を取り上げます。
経済システムは社会システムのもとで機能し、社会システムは環境システムの上に成り立っています。改訂新版世界大百科事典によると、社会は、複数の人々が持続的に一つの共同空間に集まっている状態、またはその集まっている人々自身、ないしその人々のあいだの結びつきを言います。世の中には世界には宗教や文化、歴史的背景など異なる様々な価値観をもった人間が点在し、様々な事情により集まって社会は形成されています。よってその動きは複雑で、それぞれの関係性が入り組んだ状態にあります。その状態を持続可能にするためには、互いの価値観を理解し、信頼関係を作り共感しあえる社会システムである必要があります。そして、そのシステムをより健全なものにしていくために教育や法律が重要な役割を果たします。
企業も複数の人々が共同空間に集まている状態ですので、一つの社会と捉えることができます。よって、様々な背景を持つ社員やステークホルダーが持続的に働き続けるためには、企業は社員やステークホルダーなど人々が信頼し共感しあえる環境を構築していく必要があります。社会を形成するのは人です。よってESGの社会(S)も人に焦点が当てられ取り組みが求められます。
日本においても、経済産業省が2020年9月に人材版レポートを公表するなど、持続的な企業価値の向上のための人的資本の重要性に注目が集まっています。
Hewlett Packard Enterprise(HPE)の人への投資に対する取り組み
HPEでは約 62,000 人の社員が、すべての活動の基盤と位置付けています。イノベーションと創造性を推進するために、当社はインクルーシブなカルチャーを育み、社員の長期的な成長とウェルビーイングをサポートし、安全で安心できる職場環境を提供しています。
当社は、成功の原動力となる価値観に情熱を注いでいます。だからこそ、社員と、私たちが生活し、働くコミュニティに投資すべきだと考えています。HPEはソーシャルインパクト戦略にもとづき、人々の生活や働き方を向上させるために、私たちのテクノロジーとカルチャーを活用してコミュニティのニーズに即した取り組みを行っています。この取り組みは、慈善活動やボランティア活動にとどまりません。当社がグローバル・テクノロジー企業として持つリソースを活用し、ヘルスケア、コミュニティのレジリエンス、DEIと人権の3つの領域にフォーカスを当てた活動を行っています。
23年には、3つの気候テクノロジー・インパクト・アクセラレーターと1つの人権インパクト・アクセラレーターを立ち上げ、24年にはヘルスケア・インパクト・アクセラレーターを立ち上げる予定です。この各アクセラレーターは、多様なバックグラウンドを持つ人々が率いるスタートアップ企業を支援する活動です。HPEは専門知識、テクノロジー、パートナーシップを、支援するスタートアップ企業に提供し、従来では見過ごされがちなスタートアップ企業が持つイノベーションを促進する取り組みを行っています。
当社は、これらの価値観を活気あるカルチャーに根付かせることに注力し、優れた社員エクスペリエンスと社員のエンゲージメントを高め、コミュニケーション、報酬プログラム、職場環境の改善を推進しています。我々の人的資本の目標は、①HPEを、長期的に充実したキャリアを積める場所とすること ➁優秀な人材の登用と維持をすること の2点です。その目標達成に向けた23年の取り組みをいくつか紹介します。
まずは、“社員のキャリア開発”です。昨年、HPEは社員の学習と能力開発に2000万ドル(約30億円)を投資しました。社員1人当たり平均12時間以上のトレーニングを実施しています。また、エンジニア不足のリスクを軽減するため、技術系人材の成長をサポートするためのテクニカルキャリアパスの刷新を始めました。さらに、21年に導入した、サイバーセキュリティのキャリア・リブート・プログラムを通じて、多様な背景を持つ未経験者が1年間の本プログラム参加後にサイバーセキュリティ職につくチャンスを提供しています。
次は“リテンションとエンゲージメント”です。HPEの23年の自主退職率は5.1%で、業界平均を大きく下回っています。また23年のHPE内でのオープンポジションの40%が社内候補者で埋まっており、このポイントは2年間で8ポイント上昇しました。エンゲージメント率は83%と安定しており、22年と同水準を維持しています。
3つ目がDEIです。HPEはDEIをイノベーションの促進に不可欠なものであると位置づけています。最新の社員サーベイでは、社員の92%が、HPEは多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境を整えていると回答しています。DEIの更なる浸透にむけ、23年時点で、リーダーの87%がインクルーシブ・リーダーシップ・トレーニングを修了しています。
HPEでは、ダイバーシティーは上位層から取り組みを始めています。23年には、取締役会メンバーの半数以上(54%)が人種、民族、性別の多様性を示しています。女性の割合は、取締役会で46%、執行委員会で50%を占めています。労働力全体の多様性の進捗においては、女性社員比率が世界全体で0.4ポイント増加、女性技術職は0.7ポイント、女性エグゼクティブ職は1.87ポイント増加しました。また、エクイティに関しては、HPEの人材ライフサイクルの主要な段階において、データに基づくレビューを実施し公平さを確保しています。
今回は、ESGの社会(S)について説明をさせていただきました。
次回は弊社のESG戦略であるLiving Progress戦略の柱の3つ目である「誠実な運営」、ESGのガバナンス(G)について説明します。
本ブログについて
本ブログでは、モノづくりの会社として、またIT(情報技術)企業として、サステナビリティに対して長年に渡り培った経験やそこで得た知見、そして現在の取り組み状況など、皆様のサステナビリティ推進や目標達成に何らかお役に立てていただけそうな情報を定期的にお伝えしていきます。また、AI(人工知能)などの利用拡大が持つ功罪にも注目し、持続可能な社会の実現に向け、企業のITがどのような影響力を持っているのか、どのような視点を持ってデジタルを活用し運用していくことが求められているのかなど、企業のデジタル的責任(Corporate Digital Responsibility:CDR)についてもお伝えしていきます。これらの情報を通じて、皆様のサステナビリティ目標達成に向けた取り組みに少しでも貢献できれば幸いです。更にIT業界の健全な発展にも寄与できれば幸甚に存じます。
本ブログを最後までお読みいただき有難うございました。これから定期的に配信するブログもお楽しみにしていてください。
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