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MaiahS

【Pride month】もっと知りたい! LGBTQ+ランチタイムイベント開催【HR News Vol. 15】

皆さま、こんにちは。

8月終わりとは思えない猛暑でエアコンから離れられない日々が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

このブログでは、人事に関連するニュース、取り組み、制度、仕組み、考え方等をお届けしていますが、これらと共にHPE Japanで働くメンバーについても紹介しています。

前回の記事ではこれまでHPEにて取り組んできたLGBTQ+の施策・イベントを紹介ました。今回はPride monthに関連し、社内で開催された2つのイベントに参加しましたので参加レポートをお届けします。

◆Pride Month企画ランチタイムイベント

6月22日にランチをしながらLGBTQ+当事者がこれまでどのような日々・時間を過ごしてきたのか、自身のストーリーを紹介しました。当日は25名の社員が参加し、質疑応答を交え理解を深めていきました。

【共有された当事者のストーリー】

今の社会でもまだ差別・偏見は無くなっていないですが、AdobeStock_380080812_1600_0_72_RGB.jpg自分のアイデンティティを大事にし、オープンにできる機会が増えてきていると思います。しかし、以前は社会からLGBTQ+当事者に対していじめや暴力、そして一部から「LGBTQ+=変」と思われていたという悲しい事実がありました。その結果カミングアウトすることはもちろんできずに隠さないといけないという考えになってしまいました。そのような状況を見た結果、一番の味方になってもらえる家族にも打ち明けることが難しくなってしまいました。そんな中で支えになったのがAllyという心強い存在でした。LGBTQ+の現状に興味を持ち、寄り添う努力をしてくれました。Allyのあつい想いがLGBTQ+の活動力となっています。

Q&A

Q.自分自身を認識しカミングアウトすることは、大きな分岐点だったかと思いますが、きっかけとなる出来事があったのでしょうか。
A.自分自身を認識して、正直に生きたいと感じたのはある集まりで偽善的な発言を聞いたことです。「ここは自分がいたい場所ではない。偽善者でいたくない」と率直に感じたのが自分自身にとってターニングポイントになりました。
また、
以前付き合っていた方のオープンで隠れずに堂々とした生き様は自分にとって大きな影響になりました。あとはカミングアウト後のポジティブな経験の積み重ねとカミングアウトで失うものより得られるもののほうが多いと感じたことは抵抗がなくなるきっかけになったと思います。

ランチタイムイベントのレポートは以上です。
私自身この会に参加し、当事者のストーリーを聞かせていただくとAllyとしてどのような行動・活動していけばいいのかのヒントを得る良い機会となりました!

◆Ally活動から得られること~Unconditionally Inclusiveの実現に向けて

7月12日に78名の方が参加し、「Allyとしての活動」に焦点を当て、非当事者である人々がどのようなきっかけでAllyになろうと思い、何を得られたかAllyとして活動されている寺原真希子弁護士を特別ゲストとしてお招きし、ご自身の経験について語っていただきました。

【イベントの様子】
・Opening message(一部抜粋)
弊社代表執行役員社長、望月弘一さんからは「ビジネスを成長させるには一人ひとりの成長が必要です。本日の企画で得られることを明日からのAlly活動に活かしていただきたい」などのメッセージが語られました。

特別ゲスト
寺原先生.jpg
弁護士法人東京表参道法律会計事務所
共同代表

寺原真希子 弁護士



 

 

・対談の様子
Allyとして行動をするきっかけ
Allyとして行動をするきっかけは、LGBTQ+のある弁護士との出会いでした。そして、その後はAllyとして弁護士向け研修の開催、本の出版、シンポジウム開催、「結婚の自由をすべての人に」訴訟(いわゆる同性婚訴訟)など多くの活動に取り組んできました。

Allyとして活動に興味がある方々へのアドバイス
目に見える状態で自分がAllyであることを示すことがLGBTQ+の人々の安心に繋がります。また、LGBTQ+やAllyに関して話題に出すことで、これまで考えてきたことがない人が知ったり考えたりするきっかけになります。無関心であることは、中立ではなく、現状の差別への加担です。私の場合は、LGBTQ+に関する活動をすることで、マジョリティ側の責任を考えたり、他の社会問題についても考えたりすることが増え、視野が広がりました。

最後にはQAもお答えいただきました。

Q.Allyとして安心する環境を作るにはなにをすればいいですか。
カミングアウトしても大丈夫だと思ってもらえるような雰囲気作り。自分がAllyであることの見える化を地道にすることが大切であると思います。

Q.周囲の人が差別的なニュアンスの発言をしていた時にはAllyとしてなにができますか。
毅然(きぜん)と指摘するのが難しい関係性や状況もあるかもしれませんが、LGBTQ+の人々がそこにいないという思い込みで発言していることが多いと思いますので、「当事者が聞いたら傷つくんじゃないでしょうか」といった形で指摘することが考えられます。

【参加していただいた方の声】
❝差別意識が低い、もしくはないと思っているのは、ただ知らないだけの可能性もあるということに、はっとしました。❞
❝先生がおっしゃっていた無関心という言葉からの気づき。対話すること。先生のお話がとてもわかりやすく、全体のお話全部、うなずきました❞
❝寺原先生が仰っていた言葉の中では、対話の重要性、当事者の方がこの環境なら安心できると思えること=心理的安全性の確保はやはり大切だと感じました。❞
❝普段からレインボーフラッグのバッジをカバンなどに付けているので、そういった行動で当事者から気軽に声掛けしてもらえるようなアプローチを続けたい。❞

上記以外にもたくさんの感じたこと」「これから行動していこう」というコメントをいただきました

今回寺原先生のAllyとしての活動やアドバイスをお聞きすることができ、Allyであることを目に見えるように表明していくことがLGBTQ+の方々の支えになることが理解できました。今後私も社内の活動にたくさん関わり、レインボーなものを身につけるなどできることをしていきます!
今後もHPEでは一人ひとりがありのままの自分でいられる活動をしていきますので、次回の発信もぜひ確認してください!

◆関連リンク◆
HPELGBTQ+インクルージョンに向けた取り組みについて
【Pride month】6月はプライド月間、ありのままの自分を実現できる社会へ【HR News Vol. 12】
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作者について

MaiahS

`Human Resources`&`SEED Service Center` BLOG 【HR News】 日本ヒューレット・パッカードの人事制度や働き方、カルチャーについて発信していきます。