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ローカル5Gの社会実装加速に向けた新たな共創プロジェクトに参画します

1. 自己紹介

NakaM3.jpg

 みなさん、こんにちは。日本ヒューレット・パッカード合同会社 コミュニケーションテクノロジー事業本部の中山 雅文(Nakayama Masafumi)と申します。通信事業者向けのソフトウェア製品のプリセールスを担当しており、お客様より課題を伺い、解決策の提案をしています。

 

 

2. はじめに
今回は弊社でのローカル5Gに関するニュース、取り組みをご紹介します。
日本ヒューレット・パッカード合同会社は東日本電信電話株式会社様(以下、NTT東日本様)など全18社で開始された、ローカル5Gの社会実装に向けた共創プロジェクトに参加させていただきましたので、これらに関する弊社の取り組みをご紹介させていただきます。

3 . ローカル5G共創プロジェクトとは?
このプロジェクトは、ローカル5Gのさらなる低廉化、利便性の効用による普及・拡大を目的とし、各社が開発するローカル5G機器(5Gコア、基地局、端末)の相互接続の検証を行います。詳しい内容については、NTT東日本様よりの発表(https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20231106_01.html )をご参照ください。
 

4. 弊社の役割
このプロジェクトでの弊社の役割は、5Gコア製品(Athonet)を提供し、参加企業様の基地局、端末との相互接続検証およびユースケース検証の際の解析を行います。弊社オフィスでセットアップしたサーバを持ち込んで参加企業様の基地局、端末との接続を実施しましたが、その日のうちに端末まで含めた接続確認ができ、改めてローカル5Gが実用フェーズに近づいてきたと感じました。
Athonetと一部のUEの間で想定パラメータの食い違いもありましたが、Athonet側で柔軟に対応することで無事に接続することができ、スループット測定などに成功するなど、多くの知見を得ることができました。このプロジェクトを通じて、ローカル5Gの普及に貢献できればと考えています。参加企業のみなさま引き続きよろしくお願いします。

5 .「Athonet」とは?
弊社製品の「Athonet」について紹介します。
「Athonet」は、お客様のビジネス規模・用途に応じて、様々な構成のバリエーションが提供可能なプライベートネットワーク向けソリューションです。

Athonetの特長

  •  2010年に世界初の仮想化環境でのモバイルコアとしてリリースされました。リリースから10年以上経過し、世界中のお客様に導入いただいています。

NakayamaM_Athonet_Features.jpg

 

  • バックパックタイプから、オンプレミス、プライベート/パブリッククラウドへのデプロイが可能です。

NakayamaM+Athonet_PF.jpg

 

  • コアは4G / 5Gの両方で動作するコンボノードで、1つのコアで4G / 5G両RANに同時に接続することが可能です。
    また、VoLTE/VoNR用のIMSやマルチテナントソリューションも提供しており、データ通信と音声通話の両方のサービスが提供可能です。

NakayamaM_Athonet_Functions.jpg

 

  • ユーザーフレンドリーな管理画面により、コアネットワーク全てのNetwork Functionを1つの画面で容易に管理することが可能です。

NakayamaM_Athonet_UIjpg.jpg

 

6. 通信事業者向けのソフトウェア製品

HPEでは今回ご紹介したAthonet以外にも、ローカル5G / パブリック5G向けのソフトウェア製品をご用意しています。

その他、5G以外にも通信事業者向けソリューションでお客様のビジネスを支援いたします。
通信事業者向けソリューション(https://www.hpe.com/jp/ja/solutions/digital-communications-services.html )
 
本ブログでは、通信事業者向けのソリューションについてエンジニア視点でわかりやすく解説しています。過去の記事はこちらです。
 
 
 
 

 

 

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作者について

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テレコソリューションズ営業本部は、通信事業者様向けにエッジからクラウドまでオープンソリューションを提供しています。私たちと一緒に5G、エッジ、クラウドを生かしたネットワークで新たな収益を生み出すイノベーションを推進しましょう!